今回紹介するのは2014秋アニメの「天体のメソッド」
中学生の主人公古宮乃々香が幼少期を過ごした故郷に7年ぶりに戻ってきて、幼馴染たちや謎の少女ノエルとの交流を描いた物語です。
作品の舞台のモデルは、札幌と洞爺湖
北海道の観光名所が作品の舞台のモデルとなっています。
霧弥湖は洞爺湖。
主人公たちが通う北美中学校は旧北海道庁(通称赤れんが)。
作品中では、主人公たちは霧弥湖の温泉街からバスに乗って北美中学校に通っているようですが、現実の洞爺湖から札幌までは2時間40分。
あんなに気軽に通えませんねw。
大体、洞爺湖~札幌間には道央地区最大の難峠である中山峠が立ちふさがっています。
まあ、あくまでも舞台のモデルというだけなので、実際の距離感がおかしいことにツッコミを入れるのは無粋でしたね。
反省。
ストーリーについて
ストーリーは少しファンタジーがあるものの基本線は主人公が以前住んでいた街に戻ってきて、幼馴染たちと再開を果たすが、いろいろな行き違いや確執がある。といった感じの、青春ど真ん中の物語。
序盤は登場キャラの行動が意味不明(主に円盤反対)なものがあり、理解に苦しむ場面も少なくありませんでした。
がしかし、謎の美少女ノエルの正体が明らかになるにつれてだんだんと引き込まれましたね。
特に7話で主人公の乃々香がお母さんのお墓参りに行ってからは展開が早くて、その後の展開をかなり楽しみにしていた自分がいます。
終盤は、私的には第11話で終わってもよかったかなとも思いましたが、その思いを覆すほどのラストでした。
実際、12話の冒頭では「前の回で終わっとけばよかったのに」って思ったんですけどね。
5人の友情を描くためには不可欠だって全部鑑賞してからならわかります。
キャスティングについて
キャスティングについてですが、まず取り上げたいのは、主人公の乃々香役は夏川椎菜さん。
声優ユニット「TrySail」で、雨宮天さんと麻倉ももさんと一緒に活動している若手声優ですね。
主役クラスはこの作品が初めてといった感じですが、まだちょっと初々しさが残りますね。
でも、その初々しさの分だけ乃々香がみんなに徐々に打ち解けていく様を表現できていたのではないでしょうか。
まあ、この辺は賛否の分かれるところではありますが。
もう一人注目したいのは、ノエル役の水瀬いのりさん。
水瀬さんについては、私のブログの中でもちょこちょこ取り上げていたかと思います。
今回は、ノエルという物語のキーになるロリっ子を演じていますね。
イメージとしては、ごちうさのチノが内向的なロリだとしたら、このノエルは元気いっぱいのロリ。
無邪気な中にも、みんなを思いやる気持ちが十分に伝わってくる名演技だと思いました。
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作画、演出面の感想
作画や演出面についても若干触れてみたいと思います。
作画はとても綺麗で丁寧な印象を持ちました。
登場人物の表情の移り変わりがうまく描かれていたと思います。
背景も、円盤の綺麗さと、中学校(旧北海道庁)などの北海道の風景をうまく再現していたと思います。
ラストシーンの演出は、これもまた賛否が分かれそうな感じではありますが、私は嫌いではなかったです。
ただ、ノーマルバージョンと見比べてみたいなぁ。とは、思いましたが。
最後に
「あの花」のような青春や友情がテーマのアニメが好きな人は是非とも見てほしい作品です。
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