岡部放送大学学長が書いたPDF「指揮法」をみつけた
2016年4月から放送大学に入学して学習することにしています。そこで放送大学にはどんな先生がいて、何を教えているのか、興味があって放送大学のサイトを覗き回ったり、学長のツイッターをフォローしたりしています。
そこで見つけたのが岡部学長の個人ページ。
岡部学長は工学者ですから、電子工学関係の文書が多いのですが、「指揮法」や「複式簿記」、「登山・ハイキングの科学」、「スキーの科学とボードの科学」など、本職顔負けの本格的な趣味に関するドキュメントがあって、面白いです。
今回は、「指揮法」を読んだというか、パラパラ。なんとなく分かっているようで分からない「指揮」。指揮者は何をしているのかのイメージはつかめました。
指揮とは演奏に合せて指揮棒を振ることではない
第1章の「はじめに」に指揮者が何をしているかが書かれていますので、拾ってみます。
- 曲のピッチ (速度) を決める。
- 始まるタイミング、終わるタイミング。
- フレージングといって、曲の塊を示す。
- 強弱、staccart、legato、あるいは cantabile、resolute などの各種曲想を指示する。
- 作曲家がどのようなイメージを伝えたかったかったかを指揮者が想像し、それに可能な限り近付けた曲を再現する。
- 悲しいのか楽しいのかといった曲全体のムードなどを聴衆に伝える。
これだけ読んでも指揮者が大変なことが分かった。合唱なら各パートごとに指示をすればいいでしょうけれど、オーケストラのように多くの楽器を指示するのは大変なことだ。
クラシックのレコードを聴いて、心地よくて指揮者の真似事をして腕を振ったことがあるが、全く逆なのです。
具体的にはどんなことをしているのかは、「指揮法」の本文をみると書いてあります。
まとめ
岡部放送大学学長が書いたPDF「指揮法」を見つけました。
第1章の「はじめに」を読むだけでも、指揮者が何をしているかが分かり面白かったです。
試しに、何人かの指揮者が同じ曲を指揮したのを聞いたのですが、指揮の違いより音質の違いが気になりました。年代も違いますし、録音状況が違うからでしょうか。