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ブラジル ジカ熱の予防対策に軍から22万人動員2月14日 7時03分
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ジカ熱の感染が拡大しているブラジルで、軍から22万人を動員した大々的な予防対策が始まり、ことし8月にオリンピックが開催されるリオデジャネイロでは、ルセフ大統領も参加して対策の徹底を呼びかけました。
ジカ熱は胎児への影響も指摘される感染症で、去年から中南米を中心に感染が拡大し、ブラジルでは最大で150万人が感染しているとみられています。
ブラジルでは13日、軍から22万人を動員した大々的な予防対策が全土で始まり、このうち、患者が確認されているサンパウロ州の都市カンピーナスには1000人余りが派遣されました。
兵士たちは地元の保健担当者とともに地域を回り、ジカウイルスを媒介する蚊を繁殖させないよう、空き瓶や植木鉢などに水を残さないことなどが書かれたパンフレットを市民に手渡していました。
また、ことし8月にオリンピックが開催されるリオデジャネイロでは、ルセフ大統領みずから住宅を1軒ずつ訪問し、「蚊の発生源となる水たまりをなくしていくことが大事で、その3分の2は家庭内にあると言われます。予防には皆さんの取り組みが必要です」などと協力を呼びかけていました。
オリンピックに多くの選手や観光客が訪れると予想されるなか、ルセフ大統領は「オリンピックまでには蚊を封じ込めることができると信じている」と述べ、対策は万全だと強調しました。
ブラジル政府は殺虫剤を使った蚊の駆除にも軍を投入し、ジカ熱の予防対策を徹底していくことにしています。
ブラジルでは13日、軍から22万人を動員した大々的な予防対策が全土で始まり、このうち、患者が確認されているサンパウロ州の都市カンピーナスには1000人余りが派遣されました。
兵士たちは地元の保健担当者とともに地域を回り、ジカウイルスを媒介する蚊を繁殖させないよう、空き瓶や植木鉢などに水を残さないことなどが書かれたパンフレットを市民に手渡していました。
また、ことし8月にオリンピックが開催されるリオデジャネイロでは、ルセフ大統領みずから住宅を1軒ずつ訪問し、「蚊の発生源となる水たまりをなくしていくことが大事で、その3分の2は家庭内にあると言われます。予防には皆さんの取り組みが必要です」などと協力を呼びかけていました。
オリンピックに多くの選手や観光客が訪れると予想されるなか、ルセフ大統領は「オリンピックまでには蚊を封じ込めることができると信じている」と述べ、対策は万全だと強調しました。
ブラジル政府は殺虫剤を使った蚊の駆除にも軍を投入し、ジカ熱の予防対策を徹底していくことにしています。