2016-02-13 Sat
今日2月13日は大淀コミュニティセンターで開催された「朝鮮学校高校無償化全国一斉行動全国集会」に参加しました。会場は満席で、とても盛況でした。高校無償化制度から除外されて5年。学校関係、保護者、同胞はもとより、多くの日本人、そして韓国にまで運動は拡がっています。今日は全国から人が集まり、裁判支援や活動の報告がありました。
日本軍「慰安婦」問題との関連でいえば、私たちが韓国からお招きした吉元玉ハルモニも金福童ハルモニも、日本政府の差別政策に憤り、朝鮮学校支援を証明しておられます。吉元玉ハルモニは自分自身が教育を受けられなかったからこのような人生になったのだと嘆き、朝鮮人が朝鮮人として教育を受けられないのはおかしい、未来のために子どもたちに教育を保障しなければならないと常々訴えておられます。
民族として教育を受ける権利は、保障されなければなりません。ましてや植民地支配に原因があるならなおさらのことです。
朝鮮学校に通う学生からは、
「民族教育で自身のアイディンティティを育んだ。来年から朝鮮大学校に進み、将来は民族教育を担いたい」
「いつまでこの理不尽が続くのか。これまで日本社会の冷ややかさを何度も感じてきたが、その都度支援する人たちに助けられた」
「在日朝鮮人と日本人の真の未来のために私は闘う!」
なとど、力強いアピールが相次ぎました。
また、韓国の市民団体「ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会」共同代表の孫美姫さんは、挨拶の時間の大半をかけて、日本軍「慰安婦」問題にかかる日韓「合意」を批判し、韓国で起こっている闘いを紹介しました。それは韓国でも、日本軍「慰安婦」被害者の苦しみと朝鮮学校に向けられている差別が同じ根の問題~植民地支配と分断~として捉えられているということでもあり、目を見開かされる思いでした。
私たちのテーマは日本軍「慰安婦」問題の解決ですが、ハルモニたちの望む世界を実現するためにも、この課題にも向かい合っていかなければと、改めて思いました。(だい)
- 関連記事
スポンサーサイト