【北京聯合ニュース】中国の習近平国家主席は5日夜、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領との電話会談で、「朝鮮半島には核があっても、戦争や混乱が起こってもならない」との立場を示した。中国外務省が発表した。
中国は関連当事国が朝鮮半島の平和・安定という大きな枠を基に、現在の情勢に冷静に対応することを望むとした。
習主席は、終始一貫して対話と交渉という正確な方向を関連当局が堅持することを希望すると強調。中国はいかなる状況でも朝鮮半島の非核化実現、平和・安定守護、対話交渉を通じた問題解決に向け努力するとし、中国の「3大原則」に言及した。
朝鮮半島問題をめぐり、韓国側との疎通、協力を持続的に維持することを望むとも話した。
韓中関係については、自由貿易協定(FTA)発効や人文交流など関係発展の成果に触れ、両国関係を新たな水準に高めていくことを希望するとした。
中国外務省は両国首脳間の電話会談内容を約500字にまとめて発表した。発表文の中の習主席の発言に「北朝鮮」という言葉は一回も言及されなかった。