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蓮池薫さん 政府に戦略的な交渉求める
2月13日 18時16分

蓮池薫さん 政府に戦略的な交渉求める
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北朝鮮に拉致されたあと帰国を果たした蓮池薫さんが講演し、北朝鮮が拉致被害者らの調査を全面的に中止すると発表したことについて、「被害者は管理下に置かれており、調査するしないは問題ではない」と話し、北朝鮮に帰す決断を促すための戦略的な交渉を政府に求めました。
蓮池薫さんは、昭和53年に新潟県の海岸から北朝鮮に拉致され、平成14年の日朝首脳会談のあと24年ぶりに帰国を果たしました。
13日、千葉県市原市で講演した蓮池さんは、「拉致問題に一向に進展がない。この数日の間にもいろいろなことが起きている」としたうえで、「北朝鮮にとって拉致被害者は表に出たら困る存在で、ひた隠しに隠して徹底的に管理している。正式なものではないが、政府が認定している拉致被害者を含め、複数の方々の生存情報もある」と話しました。
そして、北朝鮮が拉致被害者らの調査を全面的に中止するなどと発表したことに触れ、「調査するしないは問題ではなく、北朝鮮のトップが被害者を帰す決断をするかどうかだ。そのためには、被害者の帰国と身の安全の確保を要求し続けるとともに、『帰す場合には核やミサイルの開発につながらない範囲で経済協力などの見返りを出す用意がある』と示さなければならない」と指摘し、戦略的な交渉を政府に求めました。

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