先日、勝手にホームパーティーというイベントにDJとしてお誘いしさせていただきまして、大阪に行ってまいりました。
無事イベントを終えた次の日、一緒に大阪に行ったサマーボーイさんとタコ焼き居酒屋『元祖味穂』というお店で、タコ焼きやおでんをつまみにボンヤリとビールを呑んでいると、おじさんが店に入ってきて自分達と横の席を陣取った。
前髪がちょんとはねているオールバック、ヴェルサーチのロゴがばっちりのスタジャンをどっさり着込んだ出で立ち。顔は浅黒く、つぶらだけど鋭い目をしていた。
怖いおっさんだな〜と思っていると、自分たちに話しかけてきた。
「君たちどこから来たの?」と。
そんな感じで会話がはじまった。
「何しに来たの?」と聞かれ、「DJです」と答えると、おじさんは意気揚々と俺も昔やっていたとのこと。
そのおじさん曰く、昔ディスコでガンガンDJして(サタデーナイトフィーバーよりも前からとか)稼いでいて、今は芸能人のアテンドや育成、テレビ番組の制作をやっているようであった。名刺には芸名?プロデューサー名?ミスター〇〇と横文字が書いてあった。役職は取締役。
正直胡散臭いおじさんに絡まれしまったなぁ〜と思っていた。
しかし…
「DJはお客さんを楽しませなきゃあかん。自分の好きな曲ばかりではダメ」
「DJは持ち曲ないとあかん。曲をつくれ。DJだけでは食えへんし、自分の曲をDJでかければ盛り上げる」
「DJは形が大事。最近のパソコンでのDJはダメ。お客は何してるかわからん。わけあってパソコンで音楽を流す現場でもターンテーブルとミキサーは持っていった」
などなど、意外とまっとうなお話をしていたのですごいな~と感心しながら聞いていた。
そして、すごい人とお話できたのでは…!?と思いながら店を後にした。
宿に帰宅後、もらった名刺に記載された会社名で検索、なにも出ず。名前で検索したら、そのおじさわについて書かれていた数年前の記事が出てきた。
「最近は宇宙から声が良く聞こえるというミスター〇〇さん」
そんな記事であっけにとられた。なんだったのだろう…?と思いつつ、そんなミスター〇〇さんに正体について、サマーボーイさんとワイワイと語り合いながら、ウトウトとしてきたので床につきました。
そんな街、大阪、また行きたいです。