元経企庁長官の宮崎勇氏が死去 代表的な官庁エコノミスト

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死去した宮崎勇氏

 元経済企画庁長官で、代表的な官庁エコノミストとして知られた宮崎勇(みやざき・いさむ)氏が3日午前0時、心不全のため東京都内の病院で死去した。92歳。佐賀市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主はおい宮崎洋(みやざき・ひろし)氏。後日、お別れの会を開く予定。

 1947年に東京帝大を卒業し、経済安定本部(後の経済企画庁、現内閣府)に入った。調査局長、調整局長などを経て、79年に事務次官に就任。池田勇人内閣が閣議決定した「国民所得倍増計画」の総論部分執筆の責任者を務めた。経済白書を3度執筆。