沖縄県民が1回の飲酒で、多量飲酒と位置付けられる量を超える機会は全国比で男性が2倍以上、女性は4・7倍以上あることが12日、初となる県の大規模調査で分かった。「飲みすぎの後悔」「記憶がない経験」も全国平均を大きく上回り、1回ごとの飲酒量が多い県民の傾向が鮮明になった。
多量飲酒は1日当たりの純アルコール換算60グラム以上を基準にしており500ミリリットル缶ビール3本程度。
60グラム以上の飲酒について、県内男性は「毎日・ほとんど毎日」が4・9%(全国3・7%)、「1週間に1回」は17・3%(同6・1%)。県内女性は1・2%(同0・5%)、4・9%(同0・8%)だった。
「飲みすぎの後悔」は県内男性で「月に1回未満」以上が計26・7%いたが、全国は計8%。女性は同様に県内13%に対して全国は2%。「飲みすぎて思い出せない頻度」の全国比でも男性で約1・8倍、女性で約4・5倍と県内で多い傾向がみられた。
一方で、飲酒頻度は全国平均より少ないことも分かった。「週に4回以上」は男性が全国38・3%である一方で県内は22・7%。女性は全国10・1%に対し、県内は7・8%だった。
県内では低年齢で初めて飲酒していることや20代女性の飲酒量が全国と比べて多いことも明らかになった。県は未成年者や若年の女性、働き盛りの男性をターゲットに対策を進める方針だ。
調査は2014年12月から15年10月までの計8カ月間、県警運転免許センターなど本島内3カ所で実施。世界保健機関(WHO)のアルコール使用障害特定テスト(AUDIT=オーディット)を使った。有効回答は約6万1千人。
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