31f7 (cache) 「リベンジポルノ被害防止法」違反で逮捕された自称“伝説のスカウトマン”の業界での評判は?(週プレNEWS) - FIFA ワールドカップ特集 - Infoseekニュース
逮捕された氷室司こと樺沢潤容疑者。YouTubeの動画で起業精神について語ったり、自身の事務所への応募を募ったりしていた
逮捕された氷室司こと樺沢潤容疑者。YouTubeの動画で起業精神について語ったり、自身の事務所への応募を募ったりしていた

「リベンジポルノ被害防止法」違反で逮捕された自称“伝説のスカウトマン”の業界での評判は?- 週プレNEWS(2015年5月26日06時00分)

今月30日、スカウト業界を描いた大人気コミック『新宿スワン』の映画が全国公開されるーー。そんな折、“伝説のスカウトマン”を自称する男が、なんともザンネンな犯罪で摘発された。

5月15日、警視庁は“伝説のスカウトマン”こと氷室司、本名・樺沢潤容疑者ら5人を「リベンジポルノ被害防止法」の違反容疑などで逮捕。

氷室容疑者は原宿駅前で女性に声をかけスカウト、そこから程近いマンションの一室に設けた自社スタジオで撮影。しかし、「下着モデル」と言って女性に下着を着替えさせ盗撮、その映像を有料配信した疑いだ。

この手口で、年に390万円の利益を得ていたとされるが、“伝説のスカウトマン”としては、なんともザンネンな犯罪だ。

とはいえ、都内に無数ある小さな芸能プロダクションの間では、氷室はそれなりに知られた存在だったらしい。そうしたプロダクション経営者のひとり、小林政也(仮名、42歳)が語る。

「伝説? そこは“キャッチーなあだ名”くらいに認識してたけどね(苦笑)」

氷室は96年、大学在学中からスカウトを始めて成功。後に自身の会社「原宿H」を立ち上げた。

「原宿Hに新しい女性が入ると、芸能プロダクション関係者のLINEに一斉に写真とプロフィールが届くんです。毎月2回ほど、1回に3、4人の情報があったからスカウトマンとしては確かにヤリ手です」(小林)

このLINE宣伝は、5月13日が最後。逮捕の2日前だ。

しかし、かつて原宿Hに所属した、ある女性は「知らされていた内容より際どい着エロDVDを撮られた」と言う。また、現場では「飛ぶ(キャスティングした女性が撮影に来ないこと)」ことも多かったらしい。

一方、別のキャスティング会社の女性が“飛んだ”際、氷室に連絡すればすぐに代わりの女性を派遣するなど柔軟さには定評があった。だが、そこで到着した女のコは「今日の現場、何も聞かされてないんですが…」と語っていたそうだが。

ウィキペディアには、ちゃんと「氷室司」の項目もある。

元・タリーズ会長で現・参議院議員の松田公太氏から出資を得てカフェを経営した、なんて経歴も記されている。ただし、記事自体は自分で作成したとの説も。また、YouTubeには自身のビジネス戦略を熱く語る動画もある。そうして“伝説のスカウトマン”のイメージを築きたかったのか…?

欲望と路上を結びつける「スカウト」という仕事。そこに今、大きな転換期が起きているという。発売中の『週刊プレイボーイ』23号では、現役のスカウトたちの声を集め、「リベンジポルノ法」などで崩壊寸前の実態を徹底追求!

(取材・文・撮影/赤谷まりえ)

■週刊プレイボーイ23号(5月25日発売)「男の欲望を路上から支え続けたスカウト業界、大崩壊時代へ」より

この記事をみんなにシェアする
フェイスブックでシェアする
Twitterでシェアする
google+
楽天ブログ

この記事に関連したニュースを読みたい- 関連ニュース一覧

この記事に関連した記事投稿を読みたい- 関連ソーシャルニュース一覧

7fb
0