DTMをはじめる上で絶対に必要となる機材がオーディオインターフェイスです。オーディオインターフェイスとは、その名前の通りオーディオを入出力させるための機材。確かにWindowsだって、Macだって音の入出力をするための機能は標準で持っているけれど、DTMをするのに適した機能、性能を持っていないために、やはり専用の機材を別途用意する必要があるのです。もう一つ必要となるのがソフトウェアであるDAW。DAWについては「今さら聞けない、DAWって何?」という記事を参照いただきたいのですが、実はいまほとんどのオーディオインターフェイスを購入するとDAWが付属してくるため、購入するものとしてはオーディオインターフェイスイス、1つあれば事足りてしまうのです。
とはいえ、具体的にどんな製品があり、どのような観点から選べばいいのかというのは、初心者にとってなかなか難しいところだと思います。もちろん、ただ安ければいいわけではないし、有名メーカーならOKというわけでもありません。そこで、ここでは初めてDTMにチャレンジする人のために、どうやって選べばいいか、具体的にどんな製品があるのかを含めて紹介してみたいと思います。なお、この記事は以前書いたオーディオインターフェイスの選び方の記事を2016年にマッチする形でリライトしています。
2016年版、初心者向けオーディオインターフェイスの選び方
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■オーディオインターフェイスって何?
前述のとおりオーディオインターフェイスとはPCで音=オーディオを入出力するための装置です。でも、どうしてPC搭載のサウンド機能ではいけないのでしょうか?ここには、いくつかの違いがあります。
まずは音質。「別にそこまでこだわらないよ」という方でも、やはりここは重要なポイント。とくに入力性能は重要であり、PC内蔵の機能ではまともに使うことはできない、もしくは使うのは非常に難しいと考えたほうがいいのです。
たとえばマイクをつなぐことを考えてみてください。確かにオモチャのPCマイクなら接続できますが、ボーカル用のマイクを接続できないし、入力レベルをコントロールすることもできません。ギターを接続するということも考えても同様です。
「そんなの入力端子に合ったアダプタで変換すれば…」と思うかもしれませんが、信号レベルや電気的特性が異なるため、まともに接続できず、無理やり接続しても、本来の音で録音することは困難なのです。
2つ目はレイテンシー。レイテンシーとは音の遅れを意味するもので、これもDTMにおいて重要なテーマです。たとえば入力した音にエフェクトをかけてモニターするというケースで音の遅れが大きいとまともに使えないし、鍵盤を弾いてから音が出るまでに遅れがあると、まともに演奏ができません。こうした点を改善する上でもオーディオインターフェイスが必須なのです。
2つ目はレイテンシー。レイテンシーとは音の遅れを意味するもので、これもDTMにおいて重要なテーマです。たとえば入力した音にエフェクトをかけてモニターするというケースで音の遅れが大きいとまともに使えないし、鍵盤を弾いてから音が出るまでに遅れがあると、まともに演奏ができません。こうした点を改善する上でもオーディオインターフェイスが必須なのです。
そのオーディオインターフェイス、以前はPCとの接続方法もいろいろありましたが、現在はUSB接続が基本となっています。
■スペックと選び方のポイント
「でも、どうやって選べばいいの?」、「いくらぐらいするものなの?」……と不安に思う方もいるでしょう。確かに、初めてのモノ選びはなかなか難しいけれど、どんなものがあるのかを調べていくだけ勉強にもなるし、結構楽しいものですよ。また価格的にはピンからキリまであり、安いものだと1万円程度からあります。
「初心者だから一番安いものでいいや」、というのは間違え。探すと「オーディオインターフェイス」と銘打った5,000円程度のものもありますが、マイクや楽器を接続するという用途では使えなかったり、DAWが付属していなかったりしますから要注意です。
ではそのスペックの見方ですが、各製品のカタログやWebページを見ると、いろいろなことが書かれているので、混乱しそうです。もちろん、それぞれ意味のあることではありますが、初心者ユーザーがチェックするべきは以下の3ポイントです。
●入力端子をチェック
ボーカルを録りたい、エレキギターを録りたい、アコースティック楽器をマイクで録りたい……、人によってニーズは異なると思いますが、まずはそこを確認した上で、入力端子にそれが接続できるかを確認しましょう。
左の3つ穴があるのがキャノンジャック、右が標準ジャック
端子形状としては大きく3種類。ギターなどのシールドが接続できる標準ジャック(TSフォン、TRSフォンなどという場合もあります)、マイク接続のための3端子のキャノン(XLRという場合もあります)、そして標準ジャックでもキャノンでも接続可能なコンボジャックのそれぞれ。

キャノンジャックと標準ジャックの2つを兼ね備えたコンボジャックが2つ並んでいる
キャノンジャックと標準ジャックの2つを兼ね備えたコンボジャックが2つ並んでいる
また、端子が合えばすべてOKではないのが難しいところ。コンデンサマイクと言われる高感度のマイクを接続する場合は、ファンタム電源と呼ばれる+48Vの電気をオーディオインターフェイスから供給する必要があります。これがあるかどうかはチェックしておいたほうがいいですね。「そんなマイク持っていないから…」という人も、そのうち欲しくなることもあるので、とくにアコースティック楽器をマイクで録音することを考えているのなら、ファンタム電源搭載機を選ぶのが無難です。

48VまたはPHANTOMなどと書かれたスイッチをオンにすると入力端子にファンタム電源の供給ができる
48VまたはPHANTOMなどと書かれたスイッチをオンにすると入力端子にファンタム電源の供給ができる
もうひとつチェックしたいのが、ギターやベースを直で接続できるのかという点。標準ジャックがあれば、確かに物理的な接続はできますが、エレキギターやベースの場合、一般的なオーディオ機器と電気的特性が異なり、通常の入力だと本来の音で録音できないのです。そこで多くのオーディオインターフェイスにはHi-Zとかハイインピーダンスと呼ばれるモードが搭載されており、これを使うことでギター、ベースと直で接続できるようになるのです。ギタリスト、ベーシストの方は要チェックのポイントです。

Hi-ZまたはINSTRUMENTSなどと書かれたスイッチで入力切替が可能になっているかもチェックポイント
Hi-ZまたはINSTRUMENTSなどと書かれたスイッチで入力切替が可能になっているかもチェックポイント
なお、ここでは初心者DTMユーザー向けということで、入力端子の数については、あまり考えませんが、もしバンドメンバーの一発録りに使うのが目的…というようなことであれば、値は張りますが、それ相応の入力端子数を搭載した機材を選ぶようにしましょう。
●オーディオ性能をチェック
オーディオインターフェイスの性能を示す重要なスペックが
・量子化ビット数
・サンプリングレート
の2つです。いきなり難しい言葉で困惑する方もいると思いますが、これだけは覚えてしまいましょう。量子化ビット数は、サンプリングビットなどということもありますが、値として登場してくるのは通常16bitか24bitのいずれか。オーディオインターフェイスと呼ばれるものの多くは24bitとなっているので、そのことだけは確認しておきましょう。難しくなるので詳細は割愛しますが、24bitを選んでおけば間違いありません。
一方サンプリングレートはサンプリング周波数と言うこともあり、どこまで高い音を収録できるのかという性能です。医学的には人間の耳で聞こえる高い音は20kHzが限界といわれており、それを捉えるには倍の40kHz以上のサンプリングレートに対応していればOKなのです。ただ、より細かなニュアンスを捉えるにはより高いサンプリングレートが必要であると言われてもいます。
とはいえ、ここは初心者用。まだそこまで細かいことにこだわらないほうがいいと私は思いますし、安いオーディオインターフェイスで、そこまで顕著な違いは出ないと思うのです。だから個人的には48kHzに対応していればいいのでは、と考えています。ただ、こだわるなら96kHzさらには192kHzに対応した機材を選ぶのもいいと思いますよ。
●iPad/iPhoneと接続可能かもチェック
最近のオーディオインターフェイスはWindowsやMacでの利用だけでなく、iPad/iPhoneと接続を考慮した製品も増えてきています。「iPadやiPhoneでDTMなんてしないよ」というのであれば、とくに気にしなくても構いませんが、自宅ではPCで制作し、スタジオにはiPadをもっていってレコーディング……といったことを考えている人、または、そんな可能性がある方はこの点に考慮してもよさそうです。

このiPad/iPhoneとの接続の仕方も大きく2種類があります。一つは付属のケーブルを使えば直接iPadやiPhoneと接続できるもの。これなら接続は簡単だし、かさばらないのでいいですね。もう一つは「USBクラスコンプライアント」と呼ばれる機材です。詳細は「USBクラス・コンプライアントって何のこと?」という記事を参照いただきたいのですが、簡単にいえば業界標準に則った仕様となっている、ということですね。この手の機材の場合、Lightning-USBカメラアダプタというものを使用することで、iPadやiPhoneと接続ができるようになります。
最近のオーディオインターフェイスはWindowsやMacでの利用だけでなく、iPad/iPhoneと接続を考慮した製品も増えてきています。「iPadやiPhoneでDTMなんてしないよ」というのであれば、とくに気にしなくても構いませんが、自宅ではPCで制作し、スタジオにはiPadをもっていってレコーディング……といったことを考えている人、または、そんな可能性がある方はこの点に考慮してもよさそうです。
このiPad/iPhoneとの接続の仕方も大きく2種類があります。一つは付属のケーブルを使えば直接iPadやiPhoneと接続できるもの。これなら接続は簡単だし、かさばらないのでいいですね。もう一つは「USBクラスコンプライアント」と呼ばれる機材です。詳細は「USBクラス・コンプライアントって何のこと?」という記事を参照いただきたいのですが、簡単にいえば業界標準に則った仕様となっている、ということですね。この手の機材の場合、Lightning-USBカメラアダプタというものを使用することで、iPadやiPhoneと接続ができるようになります。
●付属DAWも重要なポイント
そしてもう一つ重大なポイントがバンドルされているDAWです。DAWの詳細については、ここでは書ききれませんが、DTMでレコーディングやエディット、ミキシング、マスタリング……といった一連の作業をしていくソフトがDAWです。

Cubase AI 8の画面。こんなすごいソフトがオーディオインターフェイスに付属している
Cubase AI 8の画面。こんなすごいソフトがオーディオインターフェイスに付属している
そのDAWは通常、単体のソフトとして販売されており、1万円~10万円程度という価格になっているのですが、そのDAWがオーディオインターフェイスに付属しているので、まずはこれを使ってみるべきでしょう。ただ、オマケ扱いであるだけに、マニュアルもないし、セッティング方法なども記載されていません(PDFなどで入っているものもありますが)。その意味では、別途しっかりしたマニュアルの付属したDAWを同時に買うのがいいのでしょうが、ネット上にいろいろな情報もあるので、それを頼りに試してみるのもいいと思います。また知り合いで教えてくれそうな人がいるのなら、その人と同じDAWが入っているオーディオインターフェイスを選ぶというのもいいですね。

SONAR X3 LEの画面。一般的な使い方ならこのソフトがあれば十分過ぎるほど
SONAR X3 LEの画面。一般的な使い方ならこのソフトがあれば十分過ぎるほど
ちなみに付属DAWを活用できるように書いた本もあります。Cubase AI8やCubase LE8で使える「Cubase 8シリーズ徹底操作ガイド」(リットーミュージック)やSONAR LE用に書いた「BASIC MASTER X1 LE」(BNN新社)がそれ。こんな本と併せて活用するとうのもおすすめですよ!
■初心者用おすすめ7機材
いまオーディオインターフェイスは、国内外、さまざまなメーカーから数多くの製品が出ているので、どれを選べばいいか、見つけ出すのは大変。そこでここでは7つの機材をピックアップしてみました。
いずれも初心者用として使え、性能もしっかりとした機材。もちろんDAWも付属しています。価格的には10,000~20,000円程度のものをピックアップしてみました。
●Steinberg / UR22mkII 付属DAW:Cubase AI 8
Steinbergというブランド名になっていますが、実質的にはYAMAHAの製品です。24bit/192kHzに対応しており、2つのコンボジャックを装備し、ずっしりとくる高級感ある堅牢なアルミ・ボディーです。ファンタム電源供給可能で、右チャンネルのみHi-Z入力に対応させることができます。mkIIになり、ループバック機能やiPad/iPhone対応にもなりました。マイク入力1つ+ギター入力1つでもいいなら、さらに安いUR12という機材もあり、お勧めです。
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【価格チェック】
◎Amazon ⇒ UR12◎サウンドハウス ⇒ UR12
●Focusrite / Scarlett 2i2 付属DAW:Ableton Live 9 Lite
イギリスの老舗、Focusriteの製品で、24bit/96kHzに対応。フロントに2つのコンボジャックがあり、左右ともにHi-Z対応にすることが可能です。また左右ともにファンタム電源供給が可能となっています。レッドボディーはアルミシャーシでかなり頑丈です。なお、これにコンデンサマイク、ヘッドホン、各種プラグインとCubase LE7をバンドルしたScarlett Studioパック製品もお勧めです。
【価格チェック】
◎Amazon ⇒ Scarlett 2i2
◎サウンドハウス ⇒ Scarlett 2i2
◎Amazon ⇒ Scarlett Studio◎サウンドハウス ⇒ Scarlett Studio
●Roland / QUAD-CAPTURE (UA-55) 付属DAW:Ableton Live 9 Lite
Rolandのオーディオインターフェイスの定番モデルで24bit/192kHzに対応。リリースされてから5年が経過しているものの、Windows 10、Mac OSX 10.11など最新OSにもいち早く対応する安心感があり、競合対策からか価格もかなり手頃になってきました。コンボジャックを2つ搭載し、ファンタム電源、Hi-Z入力もサポートする一方、リアにはデジタル入出力端子も備えることで低価格ながら4IN/4OUTを実現しているのも大きな特徴です。
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【価格チェック】
◎Amazon ⇒ QUAD-CAPTURE (UA-55)
◎サウンドハウス ⇒ QUAD-CAPTURE(UA-55)
●TASCAM / US-2x2 付属DAW:SONAR X3 LE,Cubase LE 8
スタイリッシュで堅牢なボディーを持つUS-2x2は現行のTASCAMオーディオインターフェイスの中では一番のエントリーモデル。24bit/96kHz対応で、USBクラスコンプライアント対応なので、Lightning-USBカメラアダプタ経由でiPadやiPhoneとの接続も可能です。TASCAM Software Mixerというユーティリティをインストールすると機能強化されるのも特徴です。なお別ラインナップで存在するUS-366は最大同時6入力が可能で、24bit/192kHz対応、機材内部にエフェクトも搭載しているなど、非常に多機能なので、目的に応じてどちらを選ぶか考えるのも良さそうです。
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【価格チェック】
◎サウンドハウス ⇒ US-366
●PreSonus / AudioBox iTwo 付属DAW:StudioOne Artist
24bit/96kHz対応で、2つのコンボジャックを搭載。ヘッドホン出力とメイン出力はリアパネルにあります。ファンタム電源があるほか、INPUT 1、2それぞれ独立したHi-Z切り替えスイッチも搭載されているのでマイク、ギター、ラインと何でも接続も可能です。マイク、ラインそれぞれ1系統でよければ、さらにコンパクトで安価なAudioBox iOneもあります。またコンデンサマイクとヘッドホンをセットにしたAudioBox iTwo STUDIOというパック製品も用意されています。
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オーディオインターフェイス製品に参入したのは最近ながら、非常に高性能なものを出してきたのがZOOMです。私が国内外の数多くの機器のレイテンシーを実測する中で、現在最高のパフォーマンスをしているのがUAC-2であり、音質的には何の味付けもないシンプルなものであるのが特徴です。USBクラスコンプライアントとネイティブモードの切り替えスイッチを搭載したことで、ハイパフォーマンスと、iPad/iPhoneとの接続性の両方を実現しています。
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http://www.zoom.co.jp/products/uac-2
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◎Amazon ⇒ UAC-2
◎サウンドハウス ⇒ UAC-2
●YAMAHA / AG03、AG03MIKU 付属DAW:Cubase AI 8
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◎Amazon ⇒ UAC-2
◎サウンドハウス ⇒ UAC-2
●YAMAHA / AG03、AG03MIKU 付属DAW:Cubase AI 8
今回のオーディオインターフェイス7機種の中は異色な存在ではありますが、ミキサーとオーディオインターフェイスを合体させた製品であり、高機能で手頃な価格であることから取り上げてみました。24bit/192kHz対応の2IN/2OUTではありますが、マイク、ギター、オーディオ機器などが接続できるほか、PCのループバックも可能です。また、リバーブやコンプ、EQ、さらにはギターアンプシミュレータなど多彩なエフェクトが搭載されているのも重要なポイントになっています。まったく同じ機能ながら、標準モデルのAG03と、初音ミクデザインのAG03-MIKUのそれぞれが存在しています。
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コメント
凄く邪道な使い方として、背面のMIDI端子にQUICCO SOUNDのmi.1を刺して使えないかなーと実験してみましたが、どうやらmi.1を起動させられるだけの電圧が出ていないようでした。
YAMAHAがここで発売を開始したMD-BT01もMIDI端子から電源を取って駆動している製品だと思いますが、MIDI端子からの出力電圧なんてカタログスペックには載らないので(普通そんなもの接続しないだろうから当然ですが…(汗))各オーディオIFで動作するのかが気になりますね。
もしお時間あるようでしたら、試してみて頂けると嬉しいです(^_^;)
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