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小宮一慶の週末経営塾

ライバルのシェアを確実に奪える方法とは?

小宮一慶
【第32回】 2016年2月13日
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正しくライバル分析するには?

 ライバルのQPSを正確に分析するためには、二つのことが必要になります。

 1つ目は、業務に精通していること。

 つまり業界に通用する専門知識を持っていることです。これについては、経営者自身が分からなくても、社内にはそれぞれの事業についての専門家がいるはずなので、分からない点は彼らの知恵を借りればいいのです。

 2つ目は素直な心を持つこと。

 2つ目ですが、これが最大の問題だと思いますが、「素直さ、謙虚さ」がないことです。経営者が素直さや謙虚さがなく、ライバルに対して偏見を持っていると、「あの会社には勝てっこない」と悲観したり、逆に「あの会社はたいしたことは無い」と単純に割り切った見方をしてしまいます。

 ライバルにも良いところも悪いところもあるのです。それを正確に、客観的に見るのです。0と1の間には、0.33も0.75もありますが、単純な人は、0.33は0に、0.75は1とみなしてしまうのです。それでは、勝てる戦いも勝てません。素直に謙虚になって、自社もライバルも良いところも悪いところに正確に見るのです。

 松下幸之助さんは人が成功するための資質を一つあげるとすれば、それは「素直さ」だと説いておられます。『素直な心になるために』という本まで出しておられます。

 経営者が素直かどうかはとても大切な要素です。素直で謙虚な目で、ライバル会社のQPSの組み合わせを見極めてください。経営者が素直に謙虚に相手を見ることが、よりよいQPSを提供する大前提なのです。

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小宮一慶

京都大学法学部卒業。米国ダートマス大学タック経営大学院留学(MBA)、東京銀行、岡本アソシエイツ、日本福祉サービス (現、セントケア)を経て独立し現職。名古屋大学客員教授(平成26年度後期)。企業規模、業種を超えた「経営の原理原則」を元に、幅広く経営コンサルティング活動を行う一方、年100回以上講演を行う。『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(ディスカヴァー21)など著書は100冊を超え、現在も経済紙等に連載を抱える。


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経営課題を抱えて日々悩む経営者に向けて、数々の企業経営者に伴走してきた経営コンサルタントの小宮一慶氏が課題解決の「ヒント」を提供。どんな業種にも通じる経営の原理原則をおさえながら、経営者はどうあるべきか、実際の経営現場で何を実行すべきか、を語る。

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