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英首相 EU改革案承認されれば残留を推奨
2月13日 14時34分

来週行われるEU=ヨーロッパ連合の首脳会議で、イギリスの要望を基にまとめられたEUの改革案が議論されるのを前に、イギリスのキャメロン首相は改革案が承認されれば、EU離脱の賛否を問う国民投票でイギリスがEUにとどまるよう推奨していくと述べました。
イギリスのキャメロン首相は、EUからの離脱の賛否を問う国民投票を早ければことし6月にも実施する方針で、来週のEU首脳会議では、「移動の自由」の原則のもと、EU各国からイギリスに向かう移民が急増していることへの対応策など、イギリス国民の不満や懸念を踏まえてまとめられたEUの改革案が議論されます。
これを前にキャメロン首相は12日、ドイツで演説し、「イギリスを改革後のEUに残すことが私の目標だ。ともに取り組み、変化を得ることができれば、イギリスがEUにとどまるよう明確に推奨していく」と述べました。
これに対し、ドイツのメルケル首相も「イギリス国民の懸念をヨーロッパの枠組みで解決できれば、ヨーロッパ全体の利益になる」と述べ、ドイツとしてもイギリスのEU残留を後押しする姿勢を示しました。
EUの改革案には、EU域内を移動する移民への社会保障費の支給を制限する案が盛り込まれていて、各国に反発がある一方、イギリスの世論調査ではEU離脱を支持する人が残留を支持する人を僅かに上回っています。このため、キャメロン首相はEU各国と国民の支持を合わせて取り付けるという難しいかじ取りを迫られています。

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