【シャンパーニュ: 47】シャンパーニュ、その価格差10倍。
こんにちは、HKOです。
こう、間に合わせ的にバラバラと飲んだ2本を一つのエントリーにまとめています。あんまり共通点とかそういうのはないので気にしないでください。
今回はお買い得生産者のミシェル アルノーと、プレステージ オブ プレステージ シャンパーニュ、クリスタル 2007です。
【データ】
ルイロデレールはランスに拠点を置く1776年創業のNM。ロデレールグループという大きい会社を経営しています。傘下にはボルドーのシャトーも。
現在ロデレールで保有する自社畑はモンターニュ ド ランス、コート デ ブラン、ヴァレ ド ラ マルヌ合計で213ha。約70%が一級以上の畑を保有しています。
大きな特徴としてはリザーブワインをふんだんに使うことで、40からなる畑から作られた150樽程のリザーヴワイン(2-6年熟成)が保管されており、ノンヴィンテージのシャンパーニュに90%程度がその比率だとされています。ドサージュに使用するリキュールも5年熟成を使用し、徹底的な品質管理が行われている。
今回の単一ヴィンテージの為リザーブワインは使用していませんが瓶内で長期熟成を経てリリースされるため、品質としては同等以上でしょう。ブラックシップのクリスタルは10つのグランクリュの葡萄を使用し、瓶内熟成5年、澱引き後6ヶ月を経てリリースされます。
ミシェル アルノーは1970年代に設立されたヴェルズネイに拠点を置くドメーヌ。12haの畑をヴェルズネイに保有しグランメゾンにもぶどうの提供を行っています。現在はミシェルと息子のパトリスが指揮を取っています。
空気式圧搾機や斜面を利用したグラヴィティシステムを採用し、清潔なセラーで丁寧な醸造を行い、テロワールをそのまま映し出した様なシャンパーニュを生産しています。
【テイスティングコメント】
生産者: ミシェル アルノー
銘柄: グランクリュ ヴェルズネイ トラディション ブリュット NV

約3000円
少しピンクを帯びたイエロー、粘性は中庸、泡は溌剌と立ち上っている。
ミネラル感もあるし、熟した赤リンゴやアメリカンチェリーの様な綺麗な酸味と豊かな旨味があるのがいい。ハチミツや白い花の蜜やヘーゼルナッツ、フレッシュハーブなどの香りの要素がある。ミネラルとピノノワールらしい果実味が主体的で樽香は控えめな感じ。冷涼地域のピノノワールっぽい熟したアロマ。こう、蜜の様な甘い澄んだ繊細な香り。
酸味は豊かだけど、どちらかというとやっぱりこの旨味の厚みだよなぁ。リンゴを頬張った時の旨味そのもの。それに幾分かの樽に起因するナッツの様な余韻が残る。余韻も長くていいね。
生産者: ルイ ロデレール
銘柄: クリスタル 2007

約40000円
外観は淡いストローイエロー、粘性は中庸で、泡は溌剌と立ち上っている。
小石の様なミネラル感とフレッシュな赤りんごや搾りたてのライムの様な果実味、無塩バターのアロマが主体的で、アーモンドの様なナッツの香り、イースト、フレッシュハーブ、ホワイトアスパラガスの様なアロマが感じられる。
活発とした酸と非常に充実した旨味があり、リンゴやライムの様なフレッシュで切れ味鋭い余韻が残る。MLF的な香りはあるものの、酸は生き生きとしていて、明快でエッジーな姿のシャンパーニュ。
【所感】
まずミシェル アルノー。あまり期待しないで飲んだのですが、この価格帯のシャンパーニュとしてはかなりいい線いってるんじゃないかと。たまたま近くの信濃屋で買った時に割引があったんですが、割引があるとはいえ、なんか高いブラン ド ノワールがこの価格帯で買えるというのがそもそも凄い。
味わいもミネラル感と共にピノノワールらしい旨味やアロマがはっきりと感じられるのがいいですね。ハチミツなどの綺麗な蜜の香りやナッツ、フレッシュハーブなどの要素もあり、繊細ながら堅実にブラン ド ノワールの良さを感じることができます。
過度な複雑さや厚みはないから、いわゆるプレステージの様な風格はありませんが、しっかりと価格帯を超える良さを演出していると思います。
レストランとかで好まれそうなシャンパーニュですね。
次にルイ ロデレールのクリスタル。
これはもう、当然ですが価格帯も違いますので、期待値が違います。なんせ価格から見たら10倍以上っすからね。
でも流石はクリスタル、ちゃんと値段なりの良さを演出してくれてます。
プレステージでは意外とお目にかからないミネラルとシャープネスと旨味の厚みを鮮烈に感じさせる味わい。リッチなスタイルになれる可能性を残しながら、リリースしたてはアグレッシブな酸と硬いミネラル感に満ちた堅牢なシャンパーニュ。恐らく徐々に他の要素とのバランスが取れてくるであろうことが予想できます。出来はほぼほぼ例年通りといった所といった印象です。どの要素も不足なく含まれている。
口に含んだ時の分厚い旨味もいいですね!
お得感とか全く無縁のものですが、シャンパーニュを追求する人ならばこの良さは伝わるんじゃないかと。
以上二本でした。
こう、間に合わせ的にバラバラと飲んだ2本を一つのエントリーにまとめています。あんまり共通点とかそういうのはないので気にしないでください。
今回はお買い得生産者のミシェル アルノーと、プレステージ オブ プレステージ シャンパーニュ、クリスタル 2007です。
【データ】
ルイロデレールはランスに拠点を置く1776年創業のNM。ロデレールグループという大きい会社を経営しています。傘下にはボルドーのシャトーも。
現在ロデレールで保有する自社畑はモンターニュ ド ランス、コート デ ブラン、ヴァレ ド ラ マルヌ合計で213ha。約70%が一級以上の畑を保有しています。
大きな特徴としてはリザーブワインをふんだんに使うことで、40からなる畑から作られた150樽程のリザーヴワイン(2-6年熟成)が保管されており、ノンヴィンテージのシャンパーニュに90%程度がその比率だとされています。ドサージュに使用するリキュールも5年熟成を使用し、徹底的な品質管理が行われている。
今回の単一ヴィンテージの為リザーブワインは使用していませんが瓶内で長期熟成を経てリリースされるため、品質としては同等以上でしょう。ブラックシップのクリスタルは10つのグランクリュの葡萄を使用し、瓶内熟成5年、澱引き後6ヶ月を経てリリースされます。
ミシェル アルノーは1970年代に設立されたヴェルズネイに拠点を置くドメーヌ。12haの畑をヴェルズネイに保有しグランメゾンにもぶどうの提供を行っています。現在はミシェルと息子のパトリスが指揮を取っています。
空気式圧搾機や斜面を利用したグラヴィティシステムを採用し、清潔なセラーで丁寧な醸造を行い、テロワールをそのまま映し出した様なシャンパーニュを生産しています。
【テイスティングコメント】
生産者: ミシェル アルノー
銘柄: グランクリュ ヴェルズネイ トラディション ブリュット NV

約3000円
少しピンクを帯びたイエロー、粘性は中庸、泡は溌剌と立ち上っている。
ミネラル感もあるし、熟した赤リンゴやアメリカンチェリーの様な綺麗な酸味と豊かな旨味があるのがいい。ハチミツや白い花の蜜やヘーゼルナッツ、フレッシュハーブなどの香りの要素がある。ミネラルとピノノワールらしい果実味が主体的で樽香は控えめな感じ。冷涼地域のピノノワールっぽい熟したアロマ。こう、蜜の様な甘い澄んだ繊細な香り。
酸味は豊かだけど、どちらかというとやっぱりこの旨味の厚みだよなぁ。リンゴを頬張った時の旨味そのもの。それに幾分かの樽に起因するナッツの様な余韻が残る。余韻も長くていいね。
生産者: ルイ ロデレール
銘柄: クリスタル 2007

約40000円
外観は淡いストローイエロー、粘性は中庸で、泡は溌剌と立ち上っている。
小石の様なミネラル感とフレッシュな赤りんごや搾りたてのライムの様な果実味、無塩バターのアロマが主体的で、アーモンドの様なナッツの香り、イースト、フレッシュハーブ、ホワイトアスパラガスの様なアロマが感じられる。
活発とした酸と非常に充実した旨味があり、リンゴやライムの様なフレッシュで切れ味鋭い余韻が残る。MLF的な香りはあるものの、酸は生き生きとしていて、明快でエッジーな姿のシャンパーニュ。
【所感】
まずミシェル アルノー。あまり期待しないで飲んだのですが、この価格帯のシャンパーニュとしてはかなりいい線いってるんじゃないかと。たまたま近くの信濃屋で買った時に割引があったんですが、割引があるとはいえ、なんか高いブラン ド ノワールがこの価格帯で買えるというのがそもそも凄い。
味わいもミネラル感と共にピノノワールらしい旨味やアロマがはっきりと感じられるのがいいですね。ハチミツなどの綺麗な蜜の香りやナッツ、フレッシュハーブなどの要素もあり、繊細ながら堅実にブラン ド ノワールの良さを感じることができます。
過度な複雑さや厚みはないから、いわゆるプレステージの様な風格はありませんが、しっかりと価格帯を超える良さを演出していると思います。
レストランとかで好まれそうなシャンパーニュですね。
次にルイ ロデレールのクリスタル。
これはもう、当然ですが価格帯も違いますので、期待値が違います。なんせ価格から見たら10倍以上っすからね。
でも流石はクリスタル、ちゃんと値段なりの良さを演出してくれてます。
プレステージでは意外とお目にかからないミネラルとシャープネスと旨味の厚みを鮮烈に感じさせる味わい。リッチなスタイルになれる可能性を残しながら、リリースしたてはアグレッシブな酸と硬いミネラル感に満ちた堅牢なシャンパーニュ。恐らく徐々に他の要素とのバランスが取れてくるであろうことが予想できます。出来はほぼほぼ例年通りといった所といった印象です。どの要素も不足なく含まれている。
口に含んだ時の分厚い旨味もいいですね!
お得感とか全く無縁のものですが、シャンパーニュを追求する人ならばこの良さは伝わるんじゃないかと。
以上二本でした。
ルイ・ロデレール クリスタル[2006]新ヴィンテージ入荷ルイ・ロデレール クリスタル・ブリュッ... |
ミッシェル・アルノー・エ・フィス シャンパーニュ・グラン・クリュ・ヴェルズネイ・ブリュット... |
- 関連記事
- 【シャンパーニュ: 48】ドン ペリニヨン 1982、1985、2004比較 (08/09)
- 【シャンパーニュ: 47】シャンパーニュ、その価格差10倍。 (07/18)
- 【シャンパーニュ: 46】大手NMが作るフラッグシップキュヴェ No2 (06/02)
スポンサーサイト