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香港の衝突鎮圧 中国が政府支持を表明2月12日 6時16分
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香港の繁華街で9日に起きた大規模な衝突で警察が威嚇射撃を行うなどして鎮圧したことについて、中国外務省はコメントを発表し、衝突を「過激な組織が首謀した暴動だ」と非難したうえで、香港政府の対応を支持すると表明しました。
今月9日、香港の九龍半島の繁華街で当局による違法な屋台の取り締まりをきっかけに、屋台の店主に加え中国政府に反発する急進的な市民団体のメンバーが現場に集まり、警察官に向けて投石をしたり道路上のごみに火をつけたりしました。これに対し、警察は混乱を収めようと催涙スプレーを使ったほか威嚇射撃を行う異例の対応を行い大規模な衝突となり、双方に多数のけが人が出ました。この衝突で64人が逮捕されこのうち37人が11日暴動を起こした罪などで起訴されました。
これについて、中国外務省の洪磊報道官は11日夜コメントを発表し、衝突について「過激な組織が首謀した暴動だ」と非難しました。そのうえで、威嚇射撃などを行った警察の対応については法に基づいた主体的なものだと強調するとともに、「香港警察が効果的な措置で迅速に鎮圧した」と評価し支持すると表明しました。
今回の衝突について、香港や欧米のメディアは、おととしの民主的な選挙の実現を求めた学生などによる抗議活動のあとに起きた「最悪の衝突」だと伝えていて、中国政府が香港での混乱に神経をとがらせていることがうかがえます。
これについて、中国外務省の洪磊報道官は11日夜コメントを発表し、衝突について「過激な組織が首謀した暴動だ」と非難しました。そのうえで、威嚇射撃などを行った警察の対応については法に基づいた主体的なものだと強調するとともに、「香港警察が効果的な措置で迅速に鎮圧した」と評価し支持すると表明しました。
今回の衝突について、香港や欧米のメディアは、おととしの民主的な選挙の実現を求めた学生などによる抗議活動のあとに起きた「最悪の衝突」だと伝えていて、中国政府が香港での混乱に神経をとがらせていることがうかがえます。