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北朝鮮制裁で韓国 中国に「責任ある役割を」2月12日 13時15分
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中国と韓国の外相会談がドイツで開かれ、韓国のユン・ビョンセ(尹炳世)外相が、国連安全保障理事会での北朝鮮に対する厳しい制裁決議の採択に向けて、中国に「常任理事国として責任ある役割」を果たすよう求めましたが、中国の王毅外相は、「制裁そのものが目的ではない」として、歩み寄りは見られませんでした。
中韓の外相会談は11日、ドイツのミュンヘンで開かれ、北朝鮮による核実験と事実上の長距離弾道ミサイル発射への対応を巡って意見が交わされました。韓国外務省によりますと、韓国のユン・ビョンセ外相は、国連安保理で北朝鮮の核開発に「終止符を打つ決議」となるような厳しい制裁決議の採択が必要だと強調しました。
そして、韓国政府がケソン工業団地の操業中断という、韓国側にとっても痛みを伴う制裁措置に踏み切ったことを説明したうえで、中国に「国連安保理の常任理事国として責任ある役割」を果たすよう求めました。
これに対し、中国国営の新華社通信によりますと、中国の王毅外相は、安保理決議の早期採択を支持するとしながらも、「制裁そのものが目的ではなく、核問題を対話による解決の道に戻すべきだ」と述べ、北朝鮮に対する制裁の内容に関して歩み寄りは見られませんでした。また、北朝鮮のミサイル発射を機に、韓国がアメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備を検討し始めたことについて、「地域の平和と安定の維持には役立たない。中国の戦略的な安全の利益を明らかに損なう」と述べ、強い反対姿勢を示しました。
そして、韓国政府がケソン工業団地の操業中断という、韓国側にとっても痛みを伴う制裁措置に踏み切ったことを説明したうえで、中国に「国連安保理の常任理事国として責任ある役割」を果たすよう求めました。
これに対し、中国国営の新華社通信によりますと、中国の王毅外相は、安保理決議の早期採択を支持するとしながらも、「制裁そのものが目的ではなく、核問題を対話による解決の道に戻すべきだ」と述べ、北朝鮮に対する制裁の内容に関して歩み寄りは見られませんでした。また、北朝鮮のミサイル発射を機に、韓国がアメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備を検討し始めたことについて、「地域の平和と安定の維持には役立たない。中国の戦略的な安全の利益を明らかに損なう」と述べ、強い反対姿勢を示しました。
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