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中国外相 韓国の迎撃ミサイル配備に強く反対
2月13日 12時56分

北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルを発射したあと、韓国がアメリカの最新の迎撃ミサイルシステムの配備を検討し始めたことについて、中国の王毅外相は「システムは中国を対象にする可能性がある」として、韓国への配備に強い反対姿勢を示しました。
今月7日に北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルを発射したあと、アメリカと韓国はアメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」を在韓アメリカ軍に配備する可能性について公式協議に入ることを決めました。
これについて、中国の王毅外相は12日、訪問先のドイツでロイター通信のインタビューに応じ、中国の国営メディアがその内容を伝えました。
それによりますと、王外相は「THAADの高性能レーダーが監視する範囲は、朝鮮半島を越えて大陸の奥深くまで及ぶ」と指摘しました。そして、「もし配備されるのなら、韓国防衛のためだけではなく、もっと大きな目的がある。中国を対象にする可能性がある」と述べ、韓国への配備に強い反対姿勢を示しました。
新華社通信によりますと、王外相は12日、同じくドイツを訪れているアメリカのケリー国務長官と個別に会談した際、「北朝鮮の問題を利用して中国の安全の利益を損なってはならない」として、THAADの韓国への配備に反対する意向を直接伝えました。

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