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シリア情勢巡り ロシアとクルド人勢力の連携強まる2月11日 6時14分
内戦が続くシリア情勢を巡り、反政府勢力の一角を占めるクルド人勢力がロシアに代表部を開設したほか、ロシア側も和平協議にクルド人勢力が参加するべきだという立場を改めて示し、双方の連携が強まっています。
シリア政府と反政府勢力の代表が参加して内戦の終結を目指す和平協議を巡っては、反政府勢力の一角を占めるクルド人勢力が協議への参加を求めていますが、トルコが国内のテロ組織につながっているとして反対しています。
和平協議の再開に向けて、11日にドイツで関係国の会合が開かれるのを前に、シリアのクルド人勢力は、ロシア軍の爆撃機の撃墜を巡ってトルコと対立を深めるロシアに代表部を開設し、モスクワで10日、開所式が行われました。クルド人勢力の代表部は今後、ロシアの政党やメディアを通じてロシアへの働きかけを強めるとしています。
ロシア外務省のザハロワ報道官も10日、モスクワで記者会見を開き、「クルド人勢力はシリア全体の土地の15%以上を支配していて、過激派組織IS=イスラミックステートと戦っている」と評価したうえで、「自分の国の将来を決定する権利を奪ってはならない」と述べ、クルド人勢力が和平協議に参加するべきだという立場を改めて示し、双方の連携が強まっています。
和平協議の再開に向けて、11日にドイツで関係国の会合が開かれるのを前に、シリアのクルド人勢力は、ロシア軍の爆撃機の撃墜を巡ってトルコと対立を深めるロシアに代表部を開設し、モスクワで10日、開所式が行われました。クルド人勢力の代表部は今後、ロシアの政党やメディアを通じてロシアへの働きかけを強めるとしています。
ロシア外務省のザハロワ報道官も10日、モスクワで記者会見を開き、「クルド人勢力はシリア全体の土地の15%以上を支配していて、過激派組織IS=イスラミックステートと戦っている」と評価したうえで、「自分の国の将来を決定する権利を奪ってはならない」と述べ、クルド人勢力が和平協議に参加するべきだという立場を改めて示し、双方の連携が強まっています。