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バレンタインデーなどの由来から学ぶ、記念日マーケティング

僕の話

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「あ、あのっ…先輩!チョコ作ってきたので受け取って下さい!!ま、まずかったら、捨てちゃっていいんで!そ、それじゃ失礼しますっ!」

…イケメンに生まれ変わって、高校生に戻りたい。

 チョコレートを貰ったことがない人、貰いまくっているモテモテの人も、一度はバレンタインデーにドキドキしたことはあるんじゃないでしょうか。

さりげなーく机の中に手を入れてみたり、下駄箱を見たり、女子に話しかけられると「まさかチョコ?」と意識したり。非常に面白いイベントだと思います。

バレンタインデーとは記念日マーケティングと呼ばれる販売戦略をもとにした、企業のマーケティング商法です。今回それを何個か紹介していきたいと思います。

記念日マーケティングとは

 記念日マーケティングとは、記念日や季節の催事、シーズンイベントを購買のきっかけとする消費活動のこと。 人間は何か行動を起こす際に大なり小なり理由を求める傾向があるとされており、購買行動のきっかけとして記念日を活用して理由付けを促すという考え方のことである。

記念日マーケティング - マーケティングWiki ~マーケティング用語集~

昔から日本人は『節目』や『折り目』を大切にする民族なので、このマーケティング手法は僕たち日本人にピッタリの戦略なんだそうです。

勘違いしやすいのは、「クリスマスにプレゼントをあげる」という行為は、記念日マーケティングとは違います。企業が作りだした、商品を売るための戦略のことを指すそうです。しかしクリスマスでも、「クリスマスはケンタッキーを食べよう」は記念日マーケティングにあたりますね。(去年もケンタッキー食べたもんな。美味しいよね。)

土用の丑の日

ウナギ食べますよね!?なんでか知らないけどウナギ食べます。実は『土用の丑の日』は日本最初の記念日マーケティングと言われています。

歴史的には、1750年ごろに平賀源内という方が発案したという諸説があります。

 商売がうまく行かない鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るため源内の所に相談に行った。源内は、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めた。すると、その鰻屋は大変繁盛した。その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したという。

土用の丑の日 - Wikipedia

他にもいくつか諸説はあるのですが、どっちにしろすべて記念日マーケティングの手法を使ったものです。つまり根拠はなく、「土用の丑の日はウナギ食べよ?」って鰻屋が言い出しただけで、今で言う「夏バテ防止のために鰻えお食べてスタミナを付けよう」は後付の理由なんです。節分などのように、宗教や神道の歴史なんてものはありません。

すごいよね。この鰻屋のおかげで、すっごく自然に『土用の丑の日』には多くの人がウナギ買うんだから。文化を創造したな。

バレンタインデー(2/14)

バレンタインデーの歴史をきちんと知らない人多いですよね。すごい面白い歴史なんですけど、歴史について書き出すととても長くなってしまうので、ちょー簡単に説明。

バレンタインデーの歴史

ローマ帝国時代、毎年2月14日は大量の女の子の名前の入った箱から、男が1枚その名札を引き、引き当てた女の子とダンスパーティーにゴー!祭りのテンションでメイクラブからのノリで結婚!(チョコレートなんかより魅力的な激熱イベント。)

しかーし、皇帝が「家族がいると兵士の士気が落ちる!兵士は結婚禁止じゃー!」と言う。でもキリスト教のバレンタイン司祭がコッソリと兵士たちに結婚式をやってあげていた。その結果、皇帝にバレてバレンタインさんは処刑。偶然にも処刑日が2月14日。

じゃあその日を『バレンタインデー』と名づけて、恋人たちの日にしましょ。

こんな感じです。だいぶ端折ってますが。

チョコレートは日本の文化

1960年代に、製菓メーカーや、デパートが『愛する人にチョコをあげよう!』と言い出した立派なマーケティング戦略です。最初に言い出した企業は特定できず、大きい会社たちが「うちが最初だ!」って言ってます。

定着したのは1970年頃からで、学生のあいだで流行し、そこから全国に広がったと言われています。

今じゃ海外でもチョコレートあげるようになって来たらしいからね。見事。

ホワイトデー(3/14)

ホワイトデーって何を女性にあげます?バレンタインデーに比べて圧倒的に失敗に終わっているイベントです。

1980年に全国飴菓子工業協同組合という名前が長い組織が、ホワイトデーを作って「キャンディーあげよー!」って言い出したんですが、失敗してますね。

失敗というのはキャンディーが根付いていないという理由で、ホワイトデー自体は成功だと思います。女性へのプレゼントを『値段の安い飴』だけで終わらすことが出来ない日本人の気質のせいだそうです。(確かにね)

まあ日本の小売全体では、かなりのお金が動いていますからね。飴組合の宣伝力が足りなかったんだね。

ポッキー、プリッツの日(11/11)

毎年この日になると名前を聞きますよね。僕は買ったことはないけど。

でもこの記念日は今では認知度が90%もあるんですって。これ本当すごい。何がすごいって、バレンタインのチョコレートと違って、「ポッキー」ですからね。グリコだけのイベントです。これが90%ってヤバイ。

ポッキーの日は1999年からあり、地道にコツコツと頑張ってきたんですね。

 Hatenaの日(8/17)※今僕が適当に考えた

どうこれ?語呂合わせもピッタリじゃない?はてなブログも記念日作れば良いのに。

ということで勝手に妄想してみます。

目的

  • 新規ユーザー獲得
  • 無課金ユーザーを有料ユーザーへの誘導
  • 既存有料ユーザーの抱え込み

適当なプロジェクトのテンプレですな。

『Hatenaの日』の内容

毎年8/17は「株式会社はてな」が主催する大規模オフ会を開催。

参加条件は「はてなユーザー」であること。(Proユーザーは無料で参加できる)

協賛で大手アフィリエイトASPなどのの会社を付ける。

  • 流行りのブログセミナー
  • 有名ブロガーの講演
  • アフィリエイトセミナー
  • 国語の先生的な人の勉強会
  • トマト大先生との質疑応答(激論必須)
  • フード、ドリンクコーナーは沢山ある
  • 他にも楽しそうなこと沢山(ブログのネタになりそうなこと)
  • 参加特典で、参加した人はブログのIDに印がつく

イベントの効果

  • イベント後にブロガーが一斉に「オフ会レポ」を書くので、一気に世間に拡散される。それによって「はてな」の認知度の向上、他社サービスからの移行が狙える。
  • 充実したセミナー・講演により、ブロガーの質の向上。よって、無課金ユーザーが課金ユーザーになるキッカケになる。そしてブログ記事の質の向上により「はてな」全体の検索エンジンでの評価の底上げ。
  • Proユーザーへの還元。(参加費無料だから)
  • 毎年続けることで、いつか「ニコニコなんとか」みたいなイベントにできるかも。
  • トマト vs 反トマト連合の決着(僕はトマト別に嫌いじゃない)

所感

これじゃ僕は行かないと思う。

まとめ

僕は記念日マーケティングは大好きです。

「バレンタインにチョコとか完全にメーカーの戦略に乗せられてるじゃん!ばかみてー。」とか言う人は仕方ないけどさ、理由なんか考えないで、ただそれを楽しんだほうが楽しいよね。チョコはあげる方にも貰う方にも、貰えなかった人にも思い出は残るんだからね。

記念日マーケティングは悪いもんじゃない。

ただ「Hatenaの日」は魅力ない。(僕の書いた内容だと)

 

おしまい。

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