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FIFA前事務局長 12年間の活動停止処分
2月13日 6時56分

FIFA=国際サッカー連盟は、ブラッター会長の側近だったジェローム・バルク前事務局長を、ワールドカップのチケット販売を巡る不正に関与したなどとして、12年間の活動停止処分にしました。
これはFIFAの倫理委員会が12日発表したもので、バルク前事務局長はワールドカップのチケット販売を巡って、スポーツマーケティング会社が不当に利益を上げていることを知りながら、それを止めずにむしろ促していたと指摘しました。
さらに、FIFAの費用で家族と観光旅行をしたり、合理的な理由がなく貸し切りの飛行機で移動を繰り返したりして、FIFAに財政的な損害を与えるとともに、事務局長としての職務も十分に果たさなかったということです。そして、サッカーに関わるすべての活動を12年間禁止し、10万スイスフラン(日本円にして1100万円余り)の罰金も科しました。
バルク氏はフランス出身の55歳で、2007年から事務局長を務め、FIFAの財務やワールドカップをはじめとする大会の準備を担当し、実質的なナンバー2としてブラッター会長を長年にわたって支えましたが、先月、倫理委員会の処分が確定するのを待たず、FIFAに解雇されました。
FIFAではこれまでの金権体質の象徴として批判されてきた幹部たちが相次いで逮捕されたり活動停止処分を受けたりしているなか、来月26日にブラッター会長の後任の会長を選ぶ選挙が行われます。

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