>  >  > 岸井攻撃の安倍側近が吉永小百合攻撃

安倍首相お抱え、NEWS 23岸井攻撃の仕掛け人が今度は吉永小百合を標的に!「共産党の広告塔」と陰謀論丸出し

【この記事のキーワード】, ,
2016.02.13
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
shichoshanokai_01_160213.jpg
またでた例の広告(読売新聞2月13日付朝刊より)

 本日の読売新聞全国版朝刊に、またしても「放送法遵守を求める視聴者の会」(以下、視聴者の会)が一面広告を出稿した。既報の通り、安倍応援団を母体とするこの団体は、昨年11月14・15日にも産経と読売に一面広告を出稿、TBS『NEWS23』アンカーの岸井成格氏の発言をやり玉に上げ、番組降板の大きなきっかけになった。

 それが、今朝の朝刊でも性懲りもなく「ストップ!“テレビの全体主義”」「誰が国民の「知る権利」を守るの?」などと見出しを立てつつ、安保法制反対などの安倍政権批判の放送内容を“「知る権利」が守られていない!”と標的にしている。

 彼らの主張のトンデモぶりについては、改めて指摘するのでそれを待っていただくとして、じつはこの「視聴者の会」の事実上の首謀者が、現在発売中の「正論」(産経新聞出版)3月号に驚きの論考を発表していた。

 この人物とは、同会の事務局長をつとめる自称文芸評論家・小川榮太郎氏だ。『約束の日 安倍晋三試論』(幻冬舎)という“安倍礼賛本”を書き、安倍事務所に“爆買い”してもらったことで有名な安倍首相お抱え評論家だ。

 そんな人物が今回、発表していた文章のタイトルは「吉永小百合さんへの手紙」。何事かと読んでみると、こんな文章が飛び込んできた。

〈安保法制反対の大合唱の中に、いや、その先頭に貴女の名前が絶えず持ちだされたのは記憶に新しい〉
〈あへて吉永さんに問ひたい、法案の意味や中身を知らずに、後から責任を取れないやうな出鱈目な批判をする事、またさういふ人達の先頭に立つて広告塔になる事は、貴女の女優としてのあり方や人としての信条に照らして、恥づかしい事ではないのですか〉

 そう、小川氏は、手紙形式で、昨年夏、吉永が安保反対を訴えたことを非難しているのだ。

 たしかに吉永は、渡辺謙や笑福亭鶴瓶、樹木希林など安保法制に反対する芸能人のひとりだったし、今年、山田洋次監督作品『母と暮らせば』公開時の雑誌のインタビューや鼎談でも「戦後ではなく戦前のようなニュースを見て、言葉を失います」「戦後七十年ということなんですけど、今、もう「戦後」という言葉がなくなってしまいそうな時代になっています」と話し、現政権への危機感をあらわにしている。そうした吉永の言動を小川氏は「広告塔」「恥づかしい事」と批判しているわけだ。

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 フジの創価学会批判のえぐい舞台裏!
2 『金スマ』タイトル変更の裏
3 山口智子が「産まない選択」を語る
4 娘婿まで追放、メリーの暴走老人ぶり
5 清原逮捕で立花胡桃の売人発言が
6 日本会議から勧誘の電話!会話を公開
7 橋本治「安倍の語る『伝統』は大嫌い」
8 恩知らずはメリー! 飯島マネの功績
9 SPEED今井絵理子出馬会見にため息
10 嵐の暴露本出版!メンバーの不仲話も
11 メリーが不安を抱くジュリーの悪評
12 キムタク最大のタブーとは?
13 SMAP騒動とメリー氏被害妄想
14 SMAPを殺したのはキムタク
15 DAIGOの父は許永中の片腕だった
16 島尻沖縄担当相に佐藤優が「日本の恥」
17 ムツゴロウが動物嫌いになった理由!
18 STAP騒動、捏造の真犯人は誰か
19 SMAP解散なぜキムタクだけ残留
20 中居がキムタクに「納得がいかない」
PR
PR
1SPEED今井絵理子出馬会見にため息
2高市早苗が改憲反対のテレビは電波停止
3日本会議から勧誘の電話!会話を公開
4橋本治「安倍の語る『伝統』は大嫌い」
5春画展に女性が殺到した理由とは?
6安倍が日刊ゲンダイ持ち出しネトウヨ答弁
7松本の甘利・TPP発言が無知すぎる
8甘利辞任をめぐる安倍官邸の情報操作
9義家弘介が事故続発の組体操を絶賛!
10高市早苗「マイナンバー一本化」の目的
11桜島噴火で再稼働の川内原発が危ない
12自民候補?今井絵理子は安保批判派
13尾木ママ、バス事故は規制緩和のせい
14富裕層以外は地獄!老人達の悲惨な実態
15水木しげるが最期の仕事で綴った言葉
16テレビは清原の逮捕を知りつつ起用!
17五郎丸を右派が政治利用、でも本人は
18DAIGOの父は許永中の片腕だった
19ムツゴロウが動物嫌いになった理由!
20芸能界のドンが初めてインタビューに
PR
PR

カテゴリ別ランキング

人気連載

政治からテレビを守れ!

水島宏明

テレ朝とNHKの"失態"につけこむ安倍政権とほくそえむ籾井会長

政治からテレビを守れ!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

サイゾーメディアの人気記事