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 高齢の母親を蹴るなどして死なせたとして、長崎県警は12日、同県大村市大川田町の会社員、堤康夫容疑者(52)を傷害致死の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 発表によると、堤容疑者は1月4~13日、同居する母親(88)に自宅で蹴ったり突き倒したりするなどの暴行を加え、死なせた疑いがある。堤容疑者は同月13日、「母親が自宅で倒れ、頭を打って意識をなくしている」と119番通報。病院に運ばれた母親は通報の約1時間後に多発外傷で死亡が確認された。

 遺体には全身にあざがあり、県警が事情を聴いたところ、母親と金銭をめぐって口論になるなどして、同月4日から断続的に暴行したと認めた。母親は昨年末に老人ホームを退所し、自宅に戻っていたという。