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shi3zの長文日記 RSSフィード Twitter

2016-02-13

映画 スティーブ・ジョブズ 再び 09:23

なんだろう

これは見ておかねば、と思って金曜の六本木ヒルズに滑り込んで新しい映画スティーブ・ジョブズを見た。

しかし、この映画のググラビリティは最悪で、なにしろいろんなものが引っかかる。

その上、どうも不人気で、六本木の東宝シネマくらいしかやってなさそう

公開初日だというのに席もガラガラ。

なんとなく他人事ながら寂しい。


さて、肝心の映画の内容だけど、かなり面白い


アシュトン・カッチャー版のスティーブ・ジョブズは孤独な天才、スティーブ・ジョブズの半生記だった。

それはそれで、世界的企業の創世記を描いたものとして価値があるが、今回の映画スティーブ・ジョブズ(タイトルを全く同じにしたのはマーケティング上の大失策としか思えない)は、世界的プレゼンターとしてのスティーブ・ジョブズと、最低の父親としてのスティーブ・ジョブズが描かれている。ある意味で24のジャック・バウアーのようでもある。


脅迫、恫喝、憎悪、現実歪曲空間。


ジョブズのいい面と悪い面を両方描いているが、スティーブ・ジョブズが何者か知らなかったとしても、親子の物語として、社長と部下の物語として、楽しめるだろう。


普通は善人として描かれるウォズニアックが、今作ではジョブズを激しく罵るのも見どころの一つだ。


家庭を顧みなくなりがちなベンチャーの経営者は必見の作品だろう。

ただし、映画として演出された要素も強いので史実だと思って見るよりも、そういう物語なんだと思って見たほうがいいかもしれない。


映画館を出たその足で、スティーブズの4巻を買った。

ついにアラン・ケイが登場する。アツい