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米国務長官と中国外相 北朝鮮で協議も平行線か2月13日 7時03分
アメリカのケリー国務長官は、中国の王毅外相と会談し、事実上の長距離弾道ミサイルを発射した北朝鮮への対応を協議しましたが、厳しい制裁措置が必要だとするアメリカと、これに慎重な中国との溝は埋まらなかったものとみられます。
アメリカのケリー国務長官は12日、国際会議に出席するため訪れているドイツのミュンヘンで、中国の王毅外相、韓国のユン・ビョンセ(尹炳世)外相と相次いで会談し、核実験と事実上の長距離弾道ミサイルの発射を相次いで強行した北朝鮮への対応について協議しました。
アメリカ国務省によりますと、中国側との会談でケリー長官は王外相に対し、中国が持つ北朝鮮への影響力を行使するよう強く求めたということです。北朝鮮への対応を巡っては、国連安全保障理事会での協議が続いていますが、前例のない厳しい制裁を科すべきだとするアメリカと、これに慎重な中国との溝が埋まっていません。今回の会談でケリー長官は、王外相に対して厳しい制裁に合意するよう改めて求めた形ですが、議論は平行線をたどったものとみられます。
ケリー長官はこのあと、韓国のユン・ビョンセ外相と会談し、アメリカとして韓国と日本の防衛に全力を尽くす考えを改めて強調するとともに、日米韓の3か国が緊密に連携していくことの重要性を確認しました。
アメリカ国務省によりますと、中国側との会談でケリー長官は王外相に対し、中国が持つ北朝鮮への影響力を行使するよう強く求めたということです。北朝鮮への対応を巡っては、国連安全保障理事会での協議が続いていますが、前例のない厳しい制裁を科すべきだとするアメリカと、これに慎重な中国との溝が埋まっていません。今回の会談でケリー長官は、王外相に対して厳しい制裁に合意するよう改めて求めた形ですが、議論は平行線をたどったものとみられます。
ケリー長官はこのあと、韓国のユン・ビョンセ外相と会談し、アメリカとして韓国と日本の防衛に全力を尽くす考えを改めて強調するとともに、日米韓の3か国が緊密に連携していくことの重要性を確認しました。