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「先駆け審査指定制度」で5製品指定へ 厚労省
2月13日 7時47分

新薬や医療機器などの実用化を世界に先駆けて進めようと、厚生労働省は、失われた体の機能を取り戻す「再生医療」で移植に使われる幹細胞など、5つの製品について、優先的に審査することを決めました。
優先的に審査が行われるのは、交通事故などで脊髄が損傷し体を動かせなくなった患者に移植するため、患者自身の骨髄から採取した幹細胞など、再生医療に使われる製品や、声帯が閉鎖し声が出にくくなった患者の治療に使われるチタン製のプレートなど、合わせて5つの製品です。
厚生労働省は、新薬や医療機器などの開発や実用化を世界に先駆けて進めようと、去年4月から「先駆け審査指定制度」を導入し、効果が高いと見込まれる製品について優先的に審査を行う計画です。これまでにがんや難病などの治療薬の審査が進められていて、今回初めて再生医療に使われる製品や医療機器が指定されました。
指定された5つの製品は、通常1年程度かかる審査の期間が半年ほどに短縮されるということです。厚生労働省は「苦しんでいる患者を支援できるよう、日本発の医療技術を後押ししていきたい」と話しています。

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