【ソウル聯合ニュース】韓国と米国、日本の防衛当局は5日午前、予定通り次長級によるテレビ会議を開き、北朝鮮の事実上の長距離弾道ミサイル発射を控え情勢の分析と情報共有を行った。韓国軍関係者が伝えた。
韓米日は2014年末に北朝鮮の核・ミサイル関連の軍事情報を共有するための覚書を締結している。韓日間の情報共有は米国を介して行われる。
テレビ会議は3カ国の防衛当局が昨年10月から不定期に行っている安全保障関連の実務会議だ。韓国軍関係者は「今回の会議では緊密な情報共有を行った。現状に関する認識も似通っていた」と伝えた。
北朝鮮が2日、国際海事機関(IMO)などに対し、今月8日から25日の間に「人工衛星」と称する事実上の長距離弾道ミサイルを発射すると通告したことを受け、韓米日は北朝鮮への監視を大幅に強化している。
韓国軍は多機能フェーズドアレイレーダー(SPY1D)を搭載したイージス艦を投入したほか、地上の早期警戒レーダー(グリーンパインレーダー)や空中早期警戒管制機(ピースアイ)などの探知装備を稼動させている。米国と日本もミサイル追跡のため、朝鮮半島周辺海域にイージス艦を集中的に配備している。