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高校生90% 25年ぶり大台

 今春卒業予定で就職を希望している高校生の2015年12月末時点の就職内定率は前年同期より1.2ポイント増の90.0%だったことが12日、文部科学省の調査で分かった。6年連続の上昇で、12月末時点の内定率として90%台となったのは1990年以来25年ぶり。

     文科省は「サービス業や製造業など、高校生が必要とされる業種で採用活動が活発化していることが高水準の背景ではないか」としている。昨春卒業の高校生が対象の調査では、15年3月末時点の就職率は97.5%だった。

     今回の調査は全国の国公私立高校を卒業予定の約106万7000人のうち、就職を希望する約19万1000人を対象に都道府県教育委員会などを通じて実施。内定者は約17万2000人だった。

     内定率は男子が前年同期比0.8ポイント増の91.5%、女子が1.9ポイント増の87.8%。都道府県別では、富山の97.6%がトップで、福井96.7%、島根96.4%と続いた。最も低かったのは沖縄の65.0%で、次いで大阪83.0%、神奈川84.6%だった。

     岩手95.4%(前年同期比0.1ポイント増)、宮城91.0%(同1.0ポイント増)、福島95.8%(同0.8ポイント増)と、東日本大震災で被害が大きかった3県は、いずれも前年同期を上回った。

     学科別では、工業96.2%、商業93.2%、水産と農業92.5%、福祉90.3%、家庭と看護89.9%、総合88.8%、情報86.1%、普通83.3%だった。(共同)

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