イスタンブール=春日芳晃
2016年2月12日20時36分
シリア北部のトルコ国境周辺に押し寄せている避難民について、入国を認めるようトルコが国連に要請されている。これに対し、同国のエルドアン大統領は11日、「(シリア難民に対する)国際的責任をトルコだけに押しつけるのは偽善」「国連よ、お前は(シリア難民のためにこれまで)何をしてきたというのだ」と猛反発した。
エルドアン氏は同日、首都アンカラで開催された会合で国連批判を展開。避難民を発生させた最大の原因は「ロシア軍とアサド政権軍による市民を狙った攻撃にある」と指摘。「国連がこの根本原因に何ら対策を取らず、トルコだけに『国境を開け』と呼びかけるのは不誠実だ」と訴えた。
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朝日新聞国際報道部
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