【ソウル聯合ニュース】韓国軍は5日、事実上の長距離弾道ミサイルの発射に向けた動きを見せている北朝鮮に断固対応していく決意を示すため、3日に実施した多連装ロケットシステム(MLRS)「チョンム」の実射撃訓練の画像を公開した。軍が同訓練をメディアに公開するのは初めて。
画像には「チョンム」が車両型移動式発射台から火を放ち上空に打ち上がる様子が写っている。
「チョンム」は2009~13年に韓国が独自の技術で開発したMLRSで、約2年のテスト期間を経て昨年8月に実戦配備された。連続12発の砲弾発射が可能で、最長射程は80キロ。今年中に西北島しょの前線にも配備される。
軍は「チョンム」を前線部隊に集中的に配備し、有事の際、北朝鮮軍の長射程砲を無力化する中核火力として使用する計画だ。