(Photo by noddin)
『戦争のつくりかた』という絵本はご存知だろうか?
この絵本は2004年、この国が戦争へと近づいていくのではないかと気づいた人たちによって制作された「絵本」だ。
しかし、驚くべきことにこの絵本を今開いてみると、今の日本や我々の日常は絵本に描かれている。
戦後70年間、直接は戦争に関わってこなかった日本は、今までより遥かに「戦争ができる国」に近づいてきてしまっている。
しかし、戦争を知らない今の世代が、自分たちの都合や責任感の無さ、あるいは無関心によって、 次の世代に戦争を押し付けてしまうようなことがあってはならない。 新たに戦争の悲しみと不条理を繰り返してはならない。
そう考えた映像作家、アーティスト、クリエイター集団「NOddIN(ノディン)」が、この絵本をアニメーション短編映画作品にしようと考え、アニメーション化のプロジェクトが始まった。
そして、昨年このプロジェクトはクラウドファウンディングに成功し、ついに先日「戦争のつくりかた」のアニメーションが完成し、公開された。
様々なタッチで描かれた心に突き刺さる独特なイラストレーションが繰り広げられる本作。
「我々の母国「日本」がこの先どうなっていくのか、今一度、真剣に考えなければ。」と思わされる内容となっている。
是非、一度はご覧になってみて欲しい。
via: Motion Gallery 戦争のつくりかたアニメーションプロジェクト
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