12日放送の「ヨソで言わんとい亭」(テレビ東京系)で、「ヤバい現場に取材に行ってきた!」などの著書を持つ闇社会ジャーナリストの石原行雄氏が、大物芸能人が絡んだ薬物疑惑のネタを握り潰された体験談を語った。

番組には石原氏がゲストで登場し、ドラッグの売人グループを取材した際のエピソードを披露していた。

あるとき、ドラッグの売人のもとに、若い女性から取引を求める連絡が入ったという。その売人が手下を取引の現場に差し向け、離れた場所から様子をうかがったところ、20代半ばの真面目そうな女性がかっちりしたパンツスーツ姿で現れたそうだ。

その女性は月に1〜2回、まとまった金額でドラッグを購入しており、売人は麻薬取締官ではないかと疑いを抱き、身辺調査を始めたのだとか。その結果、その女性がなんとある大手芸能プロダクションで、有名芸能人の現場マネジャーを務めている事実が判明したそうだ。その芸能人のために、女性はドラッグの買い付けを行っていたというのだ。

石原氏はこうした取引の証拠写真や電話音声を入手して、ある週刊誌の編集者に持ち込んだという。すぐさま、この件を巻頭特集にしようという話でまとまったものの、編集者からはその後2週間ほど音沙汰がなかった。別件で出会ったその編集者に対して、石原氏が「そういえばアレどうなりましたか?」と尋ねたところ、「えっ、何の話?」とごまかされたそうだ。

真相は不明だが、石原氏のスクープはどうやら闇に葬り去られてしまったようだ。この一連の話を聞き、ネプチューンの名倉潤は驚いた様子で「芸能界長くおっても、分からんことだらけやね」と漏らしていた。

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