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経常収支黒字額 5年ぶり前年上回る2月8日 9時00分
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日本が海外との貿易や金融取引などでどれだけ稼いだかを示す去年1年間の経常収支は、原油安で輸入額が減ったことや外国人旅行者による消費額の増加などで、16兆6413億円の黒字となり、5年ぶりに黒字額が前の年を上回りました。
財務省が発表した去年1年間の国際収支によりますと、まず輸出から輸入を差し引いた「貿易収支」は、6434億円の赤字となりましたが、赤字額は前の年に比べて9兆円以上減りました。これは、原油価格の下落の影響で原油や液化天然ガスなどの輸入額が大幅に減少したためです。
また、外国人旅行者の急増によって日本での消費額が増えたことから「旅行収支」が1兆1217億円の黒字となり、昭和37年以来53年ぶりに黒字となりました。
さらに、海外からの配当や利子などのやり取りを示す「第一次所得収支」は、海外への直接投資や証券投資による収益の受け取りが増えたことで、20兆7767億円の黒字となりました。
この結果、日本が海外との貿易や金融取引などでどれだけ稼いだかを示す去年1年間の「経常収支」は、16兆6413億円の黒字となり、黒字額が前の年に比べて13兆9955億円増えました。黒字額が前の年を上回るのは5年ぶりです。
また、合わせて発表された去年12月の経常収支は、9607億円の黒字でした。
また、外国人旅行者の急増によって日本での消費額が増えたことから「旅行収支」が1兆1217億円の黒字となり、昭和37年以来53年ぶりに黒字となりました。
さらに、海外からの配当や利子などのやり取りを示す「第一次所得収支」は、海外への直接投資や証券投資による収益の受け取りが増えたことで、20兆7767億円の黒字となりました。
この結果、日本が海外との貿易や金融取引などでどれだけ稼いだかを示す去年1年間の「経常収支」は、16兆6413億円の黒字となり、黒字額が前の年に比べて13兆9955億円増えました。黒字額が前の年を上回るのは5年ぶりです。
また、合わせて発表された去年12月の経常収支は、9607億円の黒字でした。