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韓国 北朝鮮ミサイル「技術の蓄積進む」
2月8日 4時48分

韓国 北朝鮮ミサイル「技術の蓄積進む」
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北朝鮮が7日に発射した事実上の長距離弾道ミサイルについて、韓国政府は「大陸間弾道ミサイルとして利用できる水準には至っていないが、ミサイル技術の蓄積は進んでいる」と分析し、今後も軍事的な挑発への警戒を続ける方針を示しました。
北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受けて、韓国の国会は7日、情報委員会を開き、国防省や国家情報院の幹部が今回の発射の分析結果を説明しました。
出席者によりますと、北朝鮮が当初の発射予告期間を前倒ししたことについては、気象条件に加えて、中国や韓国などで旧暦の大みそかだったことや、アメリカプロフットボールの今シーズンのチャンピオンを決めるスーパーボウルの直前だったことから、国際的な注目を集めやすいと考えたからだという見方を示しました。そのうえで、発射されたミサイルについて、先端部分に搭載された物体が通常の人工衛星であるなら800キロ以上あるはずの重さが、およそ200キロにすぎなかったとしています。さらに、今回のミサイルは、いったん大気圏の外に出て再び大気圏内に戻る「再進入」を行っておらず、「大陸間弾道ミサイルとして利用できる水準には至っていない」という見解を明らかにしました。
ただ、北朝鮮が核弾頭を搭載できる大陸間弾道ミサイルの開発に向けて「技術の蓄積を進めていることは間違いない」と指摘し、韓国政府としては、今後も軍事的な挑発への警戒を続ける方針を示しました。

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