Pairs(ペアーズ)をやってみた。
(Pairs(ペアーズ)とは、マッチングアプリ、簡単に言えば出会い系サイトみたいなもの。詳細については省略します。ググってください。また、ペアーズの攻略法とかが知りたい方は、一番下のリンク先をご覧ください。)
1ヶ月と1週間ほどで、運良く彼女ができた。
こういう表現は失礼だけれど、誤解を恐れずに言えば、別に絶世の美人でもなければ、100%完璧な女の子というわけでもない。ましてや魔法が使えるわけでもない。けれど、それでもこの子が良いなぁと思える、そんな子。諦めかけていた頃に、やっと出会えた。出会ってしまった。
今年の初めからペアーズを始めて、この子と会うまでに9人の女の子と会った。自分を棚に上げて失礼なことを言えば、「まぁ悪くないけど、特別良くもないな…」みたいな感じの子が多かったので、「この手のアプリで出会うのは(相当妥協しないと)無理なんじゃないか…」などと思っていた。あるいは、実際に会った女の子から聞いたところによると、身体目的、遊び目的の所謂「ヤリモク」の男が多いとのことで、もういっそ、自分もそういう目的にシフトしようかな、真面目に探そうとしてるのがダメなのかな、などと思ったりしていた。
そもそも、「いいね」を送っても殆どマッチングしないし(始めたばかりの頃は特に酷かった)、マッチングしてもメッセージが途中で途絶える、LINEに移行してからも返信が途絶える、会う約束までしたのにすっぽかされる、といったようなことばかりで、アプリを通じたやりとり自体に辟易していた。軽い気持ちで始めたにもかかわらず、やはりある程度続けていくと、「折角課金したんだから、良い相手を見つけて辞めたい」と思うようになり、抜け出せなくなっていた。コンコルド効果。運営側の思う壺である。アプリを始めてからの1ヶ月と1週間ほどは、常にアプリに縛られて生活していたように思う。彼女と一緒に退会して、やっと現実の世界に戻って来れたような気がした。
1ヶ月と1週間ほどで10人と会うというのは我ながら結構なハイペースだった。初対面の女の子と話すのは緊張するし、疲れる(実際、ちょっと体調を崩した)。飲みに行ったらその分お金もかかる。アプリ自体に課金したのは15,000円ほどだったが、10人と会ったわけだから、それなりにコストがかかってしまった。結果オーライとはいえ、ちょっと手痛い出費だった。それでも、出会いというのはプライスレス。というのは、運営側の思う壺なのであろうか。
あと3人ほど会う予定の子がいたけれど、体調不良を理由にキャンセルして、そのまま連絡をせず、フェードアウトしようかというところ。正直に伝えた方が早いかもしれない。色んな女の子と同時並行で、会うまでの間延々とメッセージなりLINEなりのやり取りをしなくてはならないのも辛かった。ちょっと放置すると、どんどん未読メッセージが溜まっていってしまって、憂鬱な気分に苛まれた。ナンパをやっていて、複数の女の子をキープしていた頃を思い出した。否、その頃よりも酷かった。
(時系列順に書いていないので話の順序がバラバラなのだが)
彼女に「いいね」を送ったのは恐らく2月の初め頃、タイムラグがあって「いいね」が返ってきたのが今週の初めくらい。それから、急遽会うことになり、急展開で付き合うことになった。最初はかなり緊張して、全然上手く話せなかった。僕はかなりのAFC*1だったが、AFCなりに頑張った。というか、彼女の方に救われた。2件目で飲んでいる頃には、何故か仲良くなっていた。
僕は特に攻略法とか裏ワザ的なものはないと思っていて、この手のアプリは写真が殆ど全て。だからといって、写真を盛り過ぎると、実際に会った時に「写真と違う…」という理由で振られてしまうようなので、結局見た目になってしまう。残酷だが、向き不向きというのがかなり顕著に分かれる。その他、重要になってくるのはプロフィールの文章とか身長とか年収とかのスペックだけど、下手したら一番大きいのは運かもしれない。色んな場面で。あとは、ペアーズに関して言えば、コミュニティが鍵になってくることも多い気がした。個人的には。
たまたま検索で見つけたエントリーだが、
mirin.hatenablog.jp
僕が感じたのと同じようなことがもう既に書かれていた。
ネット上の希薄な人間関係は簡単に切られてしまうし、切ることができてしまう。複数人と同時並行でやり取りするのが当たり前、切ったり切られたりするのが当たり前、というマッチングアプリ独自の文化?には、はじめはカルチャーショックを受けた。
ペアーズの攻略法については
hirosehiro.com
pua-tommy.blog.jp
この2つのエントリーが参考になった。
以下、余談ながら。
・当初予定していたのは2万字近い長文のエントリーだったのだけれど、書いていても読んでいても疲れるので10分の1程度のこのエントリーにて。他のナンパ師の体験談みたいなやつは、ナンパと同じで自己顕示欲に満ち満ちていて見るに耐えなかったので、自分はそうはならないようにしようと努めて書いたつもり。だから僕のマッチング率とか被いいね数とかはご想像にお任せします。
・規約違反だが、女の子の偽アカウントを作って女性側の検索画面を見ていたら、ナンパ師の知り合いを何人か見つけてしまったw
- 作者: 代々木忠
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*1:Average Frustrated Chump:その辺にいる欲求不満のバカ、つまりナンパ師の対極にいる男という意味