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 「いま、戦争の兆しに心いたむ美術家たちが語りかける」という名の展覧会が9日、中京区河原町四条上ルのギャラリー「マロニエ」で始まった。これまで毎月9日夕、繁華街の路上で開いてきた「展覧会」の、初の画廊開催となった。

 画家たちが下京区の四条河原町の角に立つようになったきっかけは、2013年12月6日に成立した特定秘密保護法だ。国の秘密が優先され、国民の知る権利や表現の自由が損なわれる恐れはないのか。全国各地で抗議や反対運動が起きた。

 京都を拠点に活動する画家たちも「いま、身の丈に即しながら、表現者の意思を示しておく意味は小さくない」と立ち上がることになった。