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2016年02月12日 16時56分 UPDATE

楽天、電子書籍子会社のkoboを減損処理 623億円評価損 「事業計画に遅れ」

楽天が電子書籍子会社のRakuten Koboを減損処理。

[ITmedia]

 楽天は2月12日、電子書籍子会社Rakuten Koboについて、「将来の事業計画に遅れた生じている」として623億円の関係会社株式評価損を個別決算に計上したと発表した。

photo 楽天koboを展開している

 Kobo関連では、連結ではのれんの減損として78億円の減損損失を計上した。Koboは2011年に買収し、電子書籍ストアや端末を展開しているが、「世界の電子書籍市場の立ち上がりが当初の想定よりも遅れ、それに伴う事業計画の遅れが要因」という。

 ただ、電子書籍事業自体は図書館向け電子書籍プラットフォーム提供のOverDriveを昨年買収したことで急速に改善しているという。KoboとOverDriveを含めた同事業のEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は2016年12月期に黒字化する見込みという。

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