（Ｃ）「あぶない刑事　ＤＶＤ　ＣＯＬＬＥＣＴＩＯＮ」全２巻発売中　１８，０００円＋税　発売元：東映ビデオ　販売元：東映

◆横浜を舞台にカッコイイ男がカッコよく銃を撃ち、悪を倒す。それでいて女にはちょっと弱い。憧れるけれど親しみも持てる。それが『あぶない刑事』のタカとユージだ。かつてあぶ刑事に熱狂したすべての人に捧げる！

■３０年にわたって愛されてきた刑事ドラマの名作が帰ってくる！
　１９８６年にドラマが放送された『あぶない刑事』。２０１６年１月３０日にはシリーズ最終作『さらば　あぶない刑事』が公開されるが、３０年にわたってシリーズが作られてきた、日本屈指のプログラムピクチャーだ。
　ＴＶドラマ版の『あぶない刑事』全５１話、『もっとあぶない刑事』全２５話は最高視聴率２６・４％を記録。映画版は全７本が製作され、９８年に前編をＴＶドラマで、後編を映画版として公開した『あぶない刑事フォーエヴァー』はメディアミックス作品の先駆けにもなった。
　米ドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』に影響を受けたバディ・ムービーの路線を踏襲し、鷹山敏樹（舘ひろし）と大下勇次（柴田恭兵）のコンビが洒落たスーツを着こんで暴れまくる姿は、バブル時代の空気感をしっかりとパッケージ。また、その舞台に「横浜」を選んだことで、異国情緒ある洒落た雰囲気が実現した。
　初期はシリアスなハードボイルド路線だったが、中期以降はコミカルなタッチに変貌し、毎回繰り出される２人のキザな「名言」はすっかりシリーズの名物。男なら、誰でも一度はタカ＆ユージになって銃を片手に港の倉庫街を走ってみたいと思ったはず？　

■いまでも色褪せないあぶない刑事の魅力とは？
○ガンアクション

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　ガンアクションは銃器専門の特殊効果チーム「ＢＩＧ−ＳＨＯＴ」が監修。『西部警察』シリーズにも出演した舘ひろしは特にガンアクションにこだわりが強く、発砲する際に左手を添えるのは「心臓の上をガードする」という意味がある。破天荒なタカ＆ユージが犯罪者相手にバンバン銃を撃ちまくるシーンは痛快でカッコいい。

○カー＆バイクアクション

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　現在ではなかなか見られないド派手なカーアクションは、シリーズ全体における最大の見どころ。同じ日本テレビ系列の『太陽にほえろ！』が終了する１カ月前から放送が開始され、ある意味で「刑事アクションもの」の後継者とも言える作品だ。実はタカは運転免許を持っていないため、バイクでのアクションが見せ場になっている。

○２人の友情

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　『トミーとマツ』から『相棒』に至るまで、刑事ドラマにおいて男の友情を描く「バディもの」は数多く存在するが、その中でも特に象徴的なのが『あぶない刑事』だ。一般的に“チビ＆デブ”、“兄貴と舎弟”など対照的なキャラクター設定になることが多いが、「あぶデカ」の２人はほぼ同等。それが２人のキャラをより際立たせている。