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政治学者の京極純一さん死去 統計で政治分析2月12日 11時27分
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日本人の政治意識を世論調査などを使って統計的に分析する手法を確立し、文化功労者にも選ばれた政治学者の京極純一さんが今月1日、東京都内の病院で老衰のため亡くなりました。92歳でした。
京極さんは京都市で生まれ、戦後間もない昭和22年に東京帝国大学法学部を卒業すると、世論の動向や有権者の投票行動を統計学的に分析する手法を開拓して、当時の学界に大きな影響を与えました。その後も東京大学や千葉大学の教授を歴任して政治学を教えながら、日本人の政治意識の研究に取り組み、日本政治を生活の中に根付いた意識や行動などにまでさかのぼって集めた豊富なデータを元に分析した「日本の政治」など多くの著書を発表しました。また昭和63年から4年間、東京女子大学の学長も務めました。
こうした業績が認められて、平成9年には日本学士院の会員に、平成13年には文化功労者に選ばれました。
家族によりますと京極さんは数年前から体調を崩していたということで、今月1日、東京都内の病院で老衰のため92歳で亡くなりました。
こうした業績が認められて、平成9年には日本学士院の会員に、平成13年には文化功労者に選ばれました。
家族によりますと京極さんは数年前から体調を崩していたということで、今月1日、東京都内の病院で老衰のため92歳で亡くなりました。