Pushdog がPC版 Firefox 44 以降に対応しました。 使い方は変わらず、ソーシャルアカウントで認証するだけで、すぐにWebアンテナ機能を利用することが出来ます。 すでに Google Chrome で登録されている方は、Firefox を使って同じアカウントでログインすると、プッシュ通知を有効化することができます。 プッシュ通知を許可をしていただければ、Chrome と Firefox で購読サイトを共有することができます。
なお、Webサイトに貼られたプッシュ通知購読ボタンから購読する場合は、ソーシャルアカウントの登録も必要ありません。
例えば、このサイトのプッシュ通知購読ボタンは↑です。
Firefox Web Push の特徴
Chrome と Firefox で同時にプッシュ通知を受信した様子です。 Chrome では独自の見た目をしていますが、Firefox はOS標準をそのまま利用しているという印象です。 そのせいか、Firefox のアイコンも必ず表示されるようです。
Chrome の場合、ディスプレイのどこかに Chrome のウィンドウが表示されていないとプッシュ通知を受信できない、という制限がありました。(userVisibleOnly: true 必須) しかし Firefox では、アプリケーションを最小化していてもプッシュ通知を受信できるようです。 いずれ Chrome でもこのタイプを選択できるようになってほしいと願っていますが、Firefox 44 でプッシュ通知が使えるようになったばかりですので、こちらの仕様も今後どうなるかわからないと思っています。
技術的な話
Web Push Arrives in Firefox 44 ★ Mozilla Hacks – the Web developer blog
仕様が同じなので当たり前といえば当たり前ですが、Chrome で動いていれば Firefox に対応するためにコードを変える必要はほとんどありませんでした。 1点、サーバーからWebプッシュ通知を送る際に Google の GCM でなくなるので、Firefox 用に送信方法を変える必要はあります。 といっても非常に簡単で、navigator.serviceWorker から取得できるエンドポイントにPOSTするだけです。 curl の例だと下記のようになります。
curl -X POST https://updates.push.services.mozilla.com/push/gAA...bg8GPDU=
実験段階の古い記事を探すと、version というパラメータを付けると書いてある記事がWeb上に何件か目につきましたが、 現在は逆に余計なパラメータを付けると送れないようです。
どうぞご利用ください。