ドル円110円台!
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作成日時 : 2016/02/12 08:15
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なんだか最近マーケット煽り調のエントリーが多くて申し訳ありません。非常に生意気な言い方をさせていただくと、116円30銭前後のサポート(2014年10月「黒田サプライズ緩和」以降ドル円が急激に円安になったのちの戻り安値ぐらいで2度ほど試している)を割ったら、ちょっとやばいと思っていました。ましてや日本の休日をはさめば割と薄くなるところで、そこへイエレン議長さんのな〜んもイエレン発言があったものですから、ちょっとひとたまりもなかった感じがします。
116円前半からの下がわりとスカスカであるという点に関してはある程度経験のあるマーケット参加者の見解は割と一致していたのではないかと思います。要するに黒田サプライズ緩和以来「試されていない」。言い換えるとサプライズ緩和以降短期間で一方的に円安に行ったゾーンなので、その範囲ではあまり市場参加者のドル売りが出ておらず、その範囲では買い戻すインセンティブもわかないし買い戻す水準感としても中途半端(根拠が薄い)ということになります。
もう一つワタクシが黒田サプライズ緩和の水準まで戻ると何となく思った理由は、前のエントリーにも少し書いたつもりですが、結局今回のマイナス金利は黒田総裁になってからの異次元緩和の「自己否定」であり、場合によってはデフレの追認(リフレ政策の終焉)とも誤解されかねないリスクがあるということです。マネタリーベースを増やすことで2年で2%のインフレになると言っていたのに、結局ほかの要因がああたらこうたらしたら実現は不可能で、それでも最初に言っていたことが正しいというなら、それでもひたすらマネーを増やせばいいのです。それこそケチャップ(日本の場合は「お醤油」でしょうかね)を買えばよかった。それをしないで金利をいじり始めたので、ああ、やっぱりどこか間違っていたんだ、という印象を持たれてしまったのではないかと思います。量的質的緩和策がどこか間違っていてこれ以上継続できないというなら、まあその政策のふりだし時点のほうに為替も戻るかもしれないですね。また、間の悪いことに貿易・経常黒字も増えてますし。
まあ所詮はマーケットものですから、為替などは一歩引いて眺めるのがいいと思います。ただ、企業業績の見直しは結構厳しいものになるかもしれませんね。必ずしも日銀のせいだけではありませんが、やはりこのマイナス金利政策はタイミングは悪すぎる。もちろん意図してやったのならなにも文句はありませんが、そうでないならこれを決めた方々にはもう少しマーケットのことを勉強してもらいたいなぁと切実に思います。
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