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イラン革命記念日 対話路線に意見の隔たり2月12日 6時12分
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イランで、親米の王政を倒したイスラム革命を記念する式典が開かれ、欧米などとの交渉の末、経済制裁の解除を実現したロウハニ大統領が国際社会との対話の重要性を強調するなか、参加者たちは反米スローガンを叫ぶなど、意見の隔たりが際立つものとなりました。
イランの首都テヘランでは、11日、親米の王政を倒した1979年のイスラム革命を記念する式典が開かれました。
この中で、ロウハニ大統領は、革命をたたえたうえで、対立してきた欧米などとの交渉の末、核開発に関連する経済制裁が解除されたことについて、「大きな勝利だ。イラン国民が平和を望む人々であると、世界に知らしめた」と述べ、国際社会との対話の重要性を強調しました。
その一方で、式典の会場などでは、参加した市民たちが「アメリカに死を」などと叫んだり、欧米の影響力が国内に広がることを拒否するスローガンを掲げたりして、対話路線を巡る国内での意見の隔たりが際立ちました。
イランでは、今月26日に議会選挙が行われ、反米を掲げる保守強硬派は、ロウハニ政権のもとで欧米との関係改善が進むことに警戒を強めていて、ロウハニ大統領の支持派と激しく争う見通しです。
この中で、ロウハニ大統領は、革命をたたえたうえで、対立してきた欧米などとの交渉の末、核開発に関連する経済制裁が解除されたことについて、「大きな勝利だ。イラン国民が平和を望む人々であると、世界に知らしめた」と述べ、国際社会との対話の重要性を強調しました。
その一方で、式典の会場などでは、参加した市民たちが「アメリカに死を」などと叫んだり、欧米の影響力が国内に広がることを拒否するスローガンを掲げたりして、対話路線を巡る国内での意見の隔たりが際立ちました。
イランでは、今月26日に議会選挙が行われ、反米を掲げる保守強硬派は、ロウハニ政権のもとで欧米との関係改善が進むことに警戒を強めていて、ロウハニ大統領の支持派と激しく争う見通しです。