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最終更新:2016年2月12日(金) 8時37分

アインシュタインが予言の「重力波」を初めて観測

 アインシュタインが100年前に存在を予言した「重力波」について、アメリカを中心とする国際研究チームが初めて直接観測したと発表しました。ノーベル賞級の歴史的な研究成果となります。

「重力波を観測しました。やりました!」 (国際研究チーム「LIGO」 デビッド・ライツ氏)

 重力波の観測を発表したのは、アメリカのマサチューセッツ工科大学などが中心となった国際研究チーム「LIGO」です。

 重力波とは、アインシュタインが100年前に「一般相対性理論」で存在を予言した現象で、物体が動くと周囲の時間の流れや空間が歪んで波のように伝わる現象のことです。

 研究チーム「LIGO」は、アメリカ西部のワシントン州と南部のルイジアナ州にある2台の重力波望遠鏡を使って、重力波を直接観測したということですが、その重力波は、地球から13億光年離れたところで2つのブラックホールが合体したときのものだということです。重力波の直接観測は、宇宙の成り立ちに迫るノーベル賞級の研究成果です。(12日02:44)

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