FREETEL「KATANA01 / 02」を使いこなすための10の設定・使い方
先日、こちらの記事でFREETEL「KATANA02」の魅力をレビューさせて頂きました。この記事では実際に購入した方に向けて、KATANAを使いこなすための設定を一挙解説いたします。
抜群のコスパを誇るこのエントリー機で、Windows 10 Mobileを初めて使う方も多いと思われます。ただ、Windows 10 mobileの設定はiOSやAndroidとはメニューの構成もかなり異なってきます。
そんな未知の存在であるWindows 10 Mobile。KATANAをよりよく使いこなすためにも、ここでは全部で10の設定をご紹介。KATANAのヒントをこの記事で知ってもらえれば嬉しい限りです。
また、記事内ではKATANA02を使用していますが、KATANA01も設定項目は完全に同じです。KATANA01ユーザーも合わせて参考にして頂ければと思います。
それでは、いってみよ。
目次:
1. 設定画面は「歯車アイコン」or「クイックメニュー」から
まず、一番最初に抑えておくべきなのは、設定画面への入り方。
一番簡単なのはホーム画面の左上の歯車アイコンをタップすること。初期状態だとこの場所に歯車アイコンがあるはずです。
もうひとつの入り口は、スクリーン上部をスワイプダウンした時に表示されるクイックメニュー。一番右側に「すべての設定」と設定画面への入り口があります。
どこからでも表示できるので、慣れればこちらのほうが使いやすいかと思います。
設定画面一覧は以下のとおり。AndroidやiOSと比べても非常にすっきりと設定項目が分類されているので、直感的にアクセスしやすいですね。
2. 画面タイムアウト(自動消灯)を設定する
一番最初に、使い勝手に直結する「画面タイムアウト(自動消灯)」の時間を変更します。長すぎると電池持ちが悪くなってしまいますが、初期状態の1分では、頻繁に画面が消えて煩わしいと思う人も多いかと思います。
【設定】 > 【パーソナル設定】 > 【ロック画面】とタップ。
デフォルトだと1分で設定されています。短いなと思う人はもう少し長い時間に設定しましょう。自分は5分にしています。
3. ディスプレイの明るさや項目のサイズを自分の好みに変更する
ディスプレイ周辺の設定をしていきます。ディスプレイの明るさと、システム全体のテキスト・アプリ・項目のサイズを設定できます。
【設定】 > 【システム】 > 【ディスプレイ】とタップしましょう。
ディスプレイの明るさは電池持ちに直結します。常に最大輝度にするとさすがにバッテリーを浪費してしまうので、通常は「ディスプレイの明るさを自動的に調整する」をONにしておくのが良いでしょう。
また、中段部分の「このディスプレイ上のテキスト、アプリ、項目のサイズ」は使い心地に直結する重要項目。
初期値は「200%(推奨)」になっていますが、恐らくこれでは大きすぎると思う人も多いかと。自分のオススメは「175%」です。
この値は、変更すると端末の再起動が必要となるため、他の項目に比べて、設定するのに非常に時間がかかります。しかし、端末全体の使い心地に直結する重要な設定なので、一番最初に自分にあう設定しておくのを強くオススメします。
4. 「クイックアクション」を設定して使い勝手を向上させる
スクリーンをスワイプダウン時に表示される、クイックアクションの設定を行います。
【設定】 > 【システム】 > 【通知とアクション】とタップします。
上部のクイックアクションボタンが、スクリーンをスワイプダウンした時に表示されるボタンです。ここも頻繁にアクセスする場所なので、自分の好みに設定しましょう。各ボタンをタップすると、割り当てる機能の一覧が表示されます。
自分は、左から「カメラ」「Wi-Fi」「Bluetooth」「画面回転ロック」「設定画面」とセットしています。このへんの細かいカスタマイズができるのは、良いですね。
また、同一画面では、各アプリの通知のオン・オフの設定もできます。
5. いざというときに備えて「バッテリー節約」を設定する
バッテリーの残容量が少なくなってきたときのためにも「バッテリー節約モード」が搭載されています。節約機能の詳細をあらかじめ設定しておくことが出来ます。
【設定】 > 【システム】 > 【バッテリー節約機能】をタップします。
バッテリー節約モードに自動的にはいる閾値(バッテリーが残り何%を下回るとオンになるか)、および節約中でも常時バックグラウンドで実行したいアプリを指定することができます。
バッテリー節約時は基本的に画面消灯時のバックグラウンドアプリは全て動作しなくなるため、LINEなどのメッセンジャーアプリも停止してしまいます。「それでは困っちゃう」という、自分にとっての最重要アプリを指定しておくのが良いでしょう。
いざというときに慌てないためにも、あらかじめ、どのアプリを常時起動するか、考えておいたほうが良いかと思います。
6. ファイルの保存先を「本体」か「SDカード」に設定する
各種ファイルの保存先を、「本体のROM」もしくは「SDカード」に設定します。
保存場所として設定できる項目は、「新しいアプリ」「新しいダウンロード」「新しい音楽」「新しい画像」「新しいビデオ」の6種類。
【設定】 > 【システム】 > 【ストレージ】をタップします。
KATANA02の本体容量は16GB。比較的余裕はある方ですが、写真や動画など容量が大きいファイルはSDカードに保存先を変更しておいたほうが良いでしょう(KATANA01の本体容量は8GB)。
7. アクセントカラーを選んで全体の印象をガラッと変える
アクセントカラーとして初期設定の青以外の色を選ぶことが可能。見た目の印象をガラッと変えることができます。
【設定】 > 【パーソナル設定】 > 【色】とタップしていきます。
例えば、アクセントカラーとしてピンクを選んでみると、各種設定メニューやホーム画面が下の画像のように。全ての雰囲気がガラッと変わります。
デフォルトの青色も「Windows!!」という香りがプンプンするので個人的には好きなんですが、たまには違う色に変えてみるのも印象が変わって良いもんですね。
8. キーボードの設定を変更する
文字入力の要、キーボードの設定を変更します。
Windows 10 Mobileでは、AndroidやiOSのようにサードパーティー製のキーボードは開発が認められていません。必ず純正のキーボードを利用する必要があるので、設定メニューから全て行いましょう。
【設定】 > 【時刻と言語】 > 【キーボード】としていきます。
各キーボードの設定、およびキーボードの追加が行えます。例えば、普段使わないのであれば日本語QWERTYは削除してしまうなど、必要に応じて設定しましょう。
また、【その他のキーボード設定】ではキーボード全体の設定画面が表示されます。
ディクテーションボタンは音声入力ボタンのこと。普段音声入力を利用しないのであれば、誤動作の元となるのでオフにしておいても良いでしょう。
キーボード上に表示される青い◯印も、カーソルを移動するためのコントローラーで非常に便利です。ただ、使わない人にとってはこれも誤動作の元となってしまうので、煩わしい方はオフにしてしまっても良いと思います。
9. 変なアプリが紛れ込んでないか?「プライバシー」で確認する
Windows 10 Mobileでは、各アプリが利用できるデバイス機能がこの【プライバシー】に全てまとめられています。
【設定】 > 【プライバシー】をタップ
ここで、例えば【位置情報】や、【カメラ】をタップすると、それぞれの機能を利用できるアプリの一覧が表示されます。ここでオンになっているものは「位置情報」や「カメラ」とアプリが連動しています。
位置情報や連絡先などは非常に重要な個人情報。定期的にこの設定を確認し、意図しないアプリがそれぞれの情報にアクセスしていないかを確認しましょう。
アクセスしている場合は、オフに設定するかアンインストールを検討するなど定期的なチェックをオススメします。
この部分は他のOS(iOSやAndroid)に比べても非常にすっきりとまとめられているので、親切な設計になっていると思います。
10. 【重要】万が一の紛失時の対策!電話位置情報のバックアップを設定する
もしも万が一KATANAを紛失してしまった場合の事を考え、あらかじめ電話の場所検索設定を実施しておきましょう。
【設定】 > 【更新とセキュリティ】 > 【電話を探す】と進んでいきます。
この上部のリンクをタップするとマイクロソフトのデバイス管理画面に遷移します。設定自体はPCからも可能(参考:Microsoft アカウント | デバイス)。
- なくした電話を探す
- 修理スケジュールを設定する
- デバイスの追跡
- リモートでのリセット設定
- 電話のロック
など、万が一の場合を想定した端末の総合的な管理ができます。
個人情報が満載のスマートフォンは、紛失して悪用されたときの被害も甚大になります。必ず事前にデバイス管理を設定しておき、遠隔でのロックや端末内容の消去ができるよう設定をしておきましょう。
失くしてからでは遅いですよ。
こまめに設定画面を振返り、新しい使い心地を試しましょう!
普及の度合いで言えば、Windows 10 Mobileは、まだまだiOSにもAndroidにも到底及びません。ただ、2015年はWindowsスマートフォン元年と言ってしまって良いぐらい、各社よりSIMフリーのWindowsスマートフォンが一斉に発売された年でもありました。
KATANAシリーズ、特にKATANA02は廉価な価格の中に入門機として最適なハードを詰め込んでおり、エントリー機として非常にマッチした端末です。
最初は使いこなしに時間がかかるかもしれませんが、Windows 10 MobileそしてKATANA01 / 02に触れていく上で、この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
それでは、今日はこのへんで。ハマコー(@hamako9999)でした。
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