ニュース詳細
国際陸連のスポンサー契約 打ち切り相次ぐ2月12日 5時50分
ロシア陸上界の組織的なドーピングに国際陸上競技連盟の幹部が関わっていた問題を受け、これまで国際陸連と契約していた大口のスポンサーが企業イメージを損なうなどとして契約を打ち切る動きが相次いでいます。
この問題は去年11月、WADA=世界アンチドーピング機構がロシア陸上界の組織的なドーピングを認定して、ロシア陸上競技連盟が資格停止処分となったものです。国際陸連のディアク前会長ら幹部もドーピングを隠蔽する見返りに金銭を受け取っていたとして、収賄などの疑いで逮捕されました。
こうした事態を受け、スイスに本部を置く世界最大の食品メーカー「ネスレ」は11日、「会社の信用とイメージに好ましくない影響を及ぼす可能性がある」として、2012年から続けてきた国際陸連の青少年育成事業への協賛を打ち切ると発表しました。
また、ヨーロッパの主要なメディアは、ドイツの大手スポーツ用品メーカー「アディダス」も、国際陸連の最上位のスポンサー「公式パートナー」として2019年まで結んでいる11年契約を3年早く、ことし打ち切ることを通知したと伝えています。アディダスの年間スポンサー料は日本円でおよそ9億円に上るということで、組織改革に着手している国際陸連にとっては痛手となります。
「公式パートナー」の7社のうち5社は日本の企業ですが、今後、撤退の動きが広がる可能性もあります。
こうした事態を受け、スイスに本部を置く世界最大の食品メーカー「ネスレ」は11日、「会社の信用とイメージに好ましくない影響を及ぼす可能性がある」として、2012年から続けてきた国際陸連の青少年育成事業への協賛を打ち切ると発表しました。
また、ヨーロッパの主要なメディアは、ドイツの大手スポーツ用品メーカー「アディダス」も、国際陸連の最上位のスポンサー「公式パートナー」として2019年まで結んでいる11年契約を3年早く、ことし打ち切ることを通知したと伝えています。アディダスの年間スポンサー料は日本円でおよそ9億円に上るということで、組織改革に着手している国際陸連にとっては痛手となります。
「公式パートナー」の7社のうち5社は日本の企業ですが、今後、撤退の動きが広がる可能性もあります。