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soboku cafe

「発想とクリエーションってすばらしい」 コーヒーブレイクをご一緒に・・・

くり返し使えるカイロを簡単DIY「あてるプチ岩盤浴」と言わせてもらおう

DIY アイデア セルフケア 美容

 

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 How to keep your baby warm all winter: Products that help | BabyCenter

「子供は風の子」は日本だけ。冬場の戸外ではぐるぐる巻きに防寒するのが常識?可愛い~

 

 

真冬の季節に築100年超えマンションに住むウイーンの友人の家に泊めてもらったことがあります。

戸外は鼻水も凍りそうなくらいの寒さなのに、一歩屋内に入るとポカポカの暖かさでした。


マンション全体と全居室がセントラルヒーティングで24時間、暖房が行き届いており、日本のように廊下やトイレ、お風呂が寒いということがないのです。


外が厳寒なだけに帰った時に部屋が暖かいというのがどれだけありがたいか、その時身にしみて感じました。



近くのマンションの売り物件に、夏と冬場は24時間全室冷房&セントラルヒーティングという中古高級マンションがありました。


国内でもあることはあるのですね。
その期間は冷房・暖房費として別に管理費にプラスされるようでした。



所要で利用した東京都内のビジネスホテルでは、客室のみが冷暖房完備で、廊下やエレベーターで寒い思いをしたことがあります。


客室のグレードのわりには料金が手頃な理由には、そんなからくりがあったのです。
何のためにお金を稼いでいるのかと、こういう時は心まで寒い気持ちになります。

細かな点まで下調べは必要だと反省。

 

さてそのウイーンの友人が当時「日本の使い捨てカイロはあり得ない、使ったら怒られそう。」と話したのが印象的でした。


リサイクル法に基づいた徹底したゴミ出しルールはよく知られていますが、ドイツなどの周辺国でも「モノを使い捨てする習慣」がそもそもないとのこと。

カイロだけでなく、「写ルンです」などの使い捨てカメラなども同じということでした。


日本ではかなり前から「使い捨てカイロ」が冬の必需品として普及しているのに、意外に海外では存在感が薄いようなのです。

最近ようやく使い捨てカイロが販売されるようになったそうですが、ドイツでは「医療用」としての販売とのことです。



エコなカイロをDIY手作りする



今日は使い捨てでなく、繰り返し使えるカイロをDIYするという話題です。

使い捨てカイロがポピュラーでない海外では手作りするようで、布製のカイロがハンドメイドサイトEtstyでも販売もされています。



カイロが「ヒーティング・パッド」と称してDIYされているのを見て、ピンときたので色々調べてみました。

というのは私は、少し前からパソコン使用後の眼精疲労(老化現象もある?)が気になっていたので今回ぜひ試したかったのです。




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Alice and LoisDIY Homemade Heating Pad - Handmade Gift Series

 
ヒーティングパッド(カイロ)を手作りしてプレゼントしよう。
こちらは首・肩用です。

 

 

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Make Your Own Heating Pad (Scented with Essential Oils)

ハンドウォーマー用


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Lavender Shoppe

アイピロー

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足用・これもいいな~。

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Life in the Hundred Acre Woods: How to make a Rice Bag Heating Pad TUTORIAL

 

海外サイトではお米を中にいれるようです。
お米と一緒に、乾燥ラベンダーやエッセンシャルオイルを入れるとアロマセラピーにもなるとか。
すべて電子レンジで加熱して使用します。


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{Not all those that wander are lost - Tolkien}: Up-cycling Hubby's Old T-shirt


こちらはTシャツを利用した背中用です。この大きさはXXLくらい?
必要なお米の量も相当だと思いますが、それにしても、このサイズが入る電子レンジがあるのでしょうか・・・。



お米以外にも白いんげん豆や乾燥コーンを使用している人もいました。小豆は見かけなかったです。


実はこのヒーティングパッド、国内でも似たようなものがあるのを知っていました。


元祖は日本では?とも思います。詳しいことは不明ですが。

 

 その商品はこちらです。

  「あずきのチカラ 目もと用」は、1日働き続けた目に気持ちいい蒸気温熱アイピローです。あずきの天然蒸気の温熱が芯まで温めてほぐしていきます。適度な重みがあり、目にしっかりフィット。電子レンジで加熱するだけですぐに使えます。また、繰り返し使えるので、経済的です

 

あずきのチカラ」をご存知ですか

あずきは水分を非常に多く含む植物です。その水分含有量の多さは、さまざまな穀物や豆類と比較しても上位に位置づけられます。
電子レンジで温めると、あずきに含まれる水分が天然蒸気となって大量に出てきます。そのあずきを100%使ったのが「あずきのチカラ」です。
あずきから出る天然蒸気は乾熱(水気のない乾いた熱)ではなく、蒸気を含んだ湿熱です。

 

 

湿熱は蒸気が多く含まれているので、湿度が高くなり、汗などの気化熱が発生しにくい特徴があります。
乾熱に比べて、より深部へ温熱が伝わると言われています。1日働き続けた目や首肩を温め、心までじんわりほぐしていきます。

 

 首・肩用もあります。




ドラッグストアで見たことはあっても、あまり真剣にチェックしていませんでした。

また国内で「あずきのチカラ」以外は、不思議なほど商品化されていない気がします。私もそうでしたが、良さがほとんど知られていないのかもしれません。


海外サイトではお米を入れていましたが、毎日口にするお米はなんとなく抵抗があったことと、小豆の水分含有量が一番とあったので、さっそくコープさんへ小豆を買いに行きました。

そして見よう見まねでカイロをDIYしました。家にあった古布利用です。

 

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左が首・肩用とそのカバー、右がお腹・腰用とそのカバーです。

(型紙なしの大ざっぱな作りです・・・)


繰り返し使いたいので小豆を入れた本体と、洗濯できるように同サイズでカバーも作りました。

 

小豆のカイロの作り方


お好みのサイズでどうぞ♪


①布を中表に2つ折りし、3辺の端から1~2cmを縫い合わせて袋状にします。
小豆が偏らないように真ん中1~2箇所を縫い込みます。


②表側に戻したら縫い合わせていない部分を1~2cm程内側に折り、マチ針で止めるかしつけします。

③合わせた3辺の端から5mm~1cmを縫います。
止めてあるマチ針かしつけをとって小豆を中に入れます。

④残りの1辺を縫い合わせます。



●カバーは、出し入れする口を残して縫い合わせます。

●素材はレンジで使用するので綿などの天然素材が良いです。

 日本手ぬぐいなどもよさそうです。

●今回は首・肩用とお腹用で小豆を約200グラム位使用。


海外サイトではお米をパッドの袋にパンパンに入れる人が多いようですが、重さも気になるので私は小豆をスカスカ目にいれました。

(昔懐かしのお手玉みたいな感じです)

●小豆の量はお好みで調整してくださいね。


●これをジップロックに入れてから、電子レンジで様子を見ながらチンします。

600Wなら30~60秒位温めます。
20分くらいは暖かさが持続します。

アイピローにするなら、当てる時間は5分位を目安にします。

●小豆のほのかな香りが漂います。あんやおぜんざいの香りが苦手な方はお米でどうぞ。

●一度使ったら4時間はあける必要があるそうです。(小豆が空気中の水分を吸収するのにかかる時間)

●加熱しすぎると焦げたりして危険なので、お使いの電子レンジや小豆の量などに合わせて、初めは10秒単位で様子を見ながら温めて下さいね。くれぐれもご注意下さい。


持続時間がたったの20分?


侮ることなかれ、このじんわりとした温かさは、使い捨てカイロのそれとは全く別物なのです!
湯たんぽの温かさとも少し違います。


蒸気による温熱なのでじんわりと優しく、体の芯まで届くような温かさなのですが、アレです!

美容院のシャンプー台で首に熱い蒸しタオルを当ててもらいませんか?

あのじわ~っとした気持ちよさがしばらく持続する感じです。蒸しタオルではこれほど温かさが続きません。

アイピローの場合は、眼球に小豆が当たらないように調整します。

小豆の重みでほどよい指圧感があり、じんわりと眼精疲労に効くようなすごくいい感じなのです。

 小豆が適度な水分を含んでいるので「湿熱」となってファンヒーターや電熱式の乾熱のものよりも体内への熱伝導率が高くなるため、遠赤外線効果もあり、冷え性にもいいそうです。

首や肩にあてれば体のコリと疲れを優しくとってくれるようです。

これはもう「あてるプチ岩盤浴といえるかもしれません・・・?
(個人的感想です)

繰り返し使えてエコですし、手作りなら自分好みのサイズと形状にアレンジできるのがいいところです。

ただし電子レンジが必要なので持ち歩き用には向きませんが。




針と糸で縫うのが面倒という方へ



忙しい方には市販品「あずきのチカラ」もありますが、縫わずに時短のDIYカイロならこんな方法もあるのでご紹介しておきます。

 

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No-Sew Rice Heating Pad

新しい靴下を利用して、中身を入れたらを履き口をひもでしばります。

 

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細くて入れにくいので、お米や小豆を入れる際はこんなふうにトイレットペーパーの芯を使っています。紙を差し込んでもいいですね。




それよりもっと簡単なDIYカイロの作り方はこちらです。

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新品靴下の上をぎゅっと、ひと結びしましょう!

 (誰が履く?家にあった派手な謎の靴下です・・・)

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こうするとカバーの洗濯ができます。
小豆を取り出して洗濯するならカバーは不要です。


小豆カイロのお試しにはこの方法をおすすめします

というのは最初に小豆の量をいろいろ調整し、実際に加熱するなど確かめられるからです。その後、布で好みのサイズ等で作るといいかと思います。

 


ちょっと大きめのものは、簡単・便利なこんなナイスアイデアがありました。

 

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DIY $3 Heating Pad | Satsuma Designs

 ふわモコソックスをカバーにして、中身は別の靴下で右上の画像のようにつなげて縫います。
ネックピローにもなります。

 

私は今回とりあえずアイピロー兼首・肩用とお腹・腰用を作って試しましたが、あまりの使い心地のよさに感動しました。

家のものと「取り合い」になりそうなので色々なサイズで増産する予定です。


特にアイピローとしての使用は、眼の奥までじんわり温かさが伝わってきてリラックスできて、目の疲れもとれるようなので気に入りました。


コープさんでは北海道産小豆300グラムで400円のサイズしか置いていませんでした。


増産となると大量の小豆が必要です。

 

こちらはアマゾンで1キロで送料と合わせて1100円ほどなので2袋購入。

余った分はおぜんざいにします。本内容とは関係ありませんが食べる小豆はとても体に良いそうです。

 

これを書いていてカイロもいいけど、岩盤浴に急に行きたくなりました。しばらく行ってなかった~。

 

 
小豆以外に同じ豆なら、香りのいいこれは?と思い試しましたが・・・。

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 香りも立たず、重さも足らず全然ダメだったことをご報告して~
今回は終わりとします。