今週のお題「バレンタインデー」

 

今年のバレンタインデーは休日だ。だから、会社は休み。

 

つまり、職場の女性たちから義理チョコをもらえない。

 

俺がこの事実に気付いたのが今日だったりする。前に書いたが、俺はサロン・デュ・ショコラでチョコライフを満喫していたので、俺の中ではバレンタインデーが終わっていた。

 

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それでだ、チョコレートをもらえないと知って一番最初に思ったのは、『よかった。』という気持ちだった。

 

1月31日に買ったチョコレートの賞味期限で早いものは12日までだったので、今日まで半ば強引に消費していたのだ。まだ、残っているものもあるが、それでも後2日で消費できない。14日にチョコをもらったら、チョコの在庫がまた増える。日持ちするものなら問題ないが賞味期限が短いものなら焦る。いくら消費期限と賞味期限が違うといっても、食べるなら賞味期限内がいい。

 

世の中には義理チョコをもらえなくて泣いている男性もいると思うが、俺は義理チョコが好きではない。暗黙の催促みたいで嫌だ。だからといって、本命チョコも嫌だ。好きな人からなら嬉しいが、好きでもない相手からだった困る。

 

俺は過去にモナさんから本命チョコをもらっていた。プレゼント付きで。でも、彼女から結婚を迫られるまで、そのプレゼントが社内では俺だけがもらっていたことを知らなかったし、本命チョコだとは気づかなかった。チョコは他の人とは違うものだったが、「明恵さんはチョコにうるさいから。」という理由だったし、プレゼントも「いつも一緒にお昼を食べているから。」と言われていた。好かれているとは思っていたが、愛されているとは思っていなかった。彼女はバツイチ子持ちで俺より10歳年上だ。俺は彼女を好きだったが、まさか、彼女も俺を好きだったとは分からなかった…。

 

まあ、彼女との関係は終わったことだ。結局、俺はモナさんとは付き合わないし、結婚もしない。これからもよく分からない関係が続くのだと思う。まだ、俺はモナさんのことを好きだが、結婚したいとは思わない。『愛している＝結婚』ではないのだということに最近になって俺は気づいたからだ。

 

その代わり、最近、シュガーさんが気になる。俺が福岡の女の子にフラれたことを総務全員が知った日から、やたらと話しかけてくる。朝の掃除当番の手を止めて、熱心に語りかけてくる。そして、性格がツンデレでかわいい。いつも怒っているが、俺だけには笑顔だ。たぶん、好意があるからではなく、俺だけが彼女の仕事の足を引っ張らないからだと思う。残念なことに、結婚願望がないそうだ。欲言えば、もう少しやせてもらいたい。やせたら美人だと思うので、俺は全力を出せる！

 

同じぐらい、コナンちゃんのノリがいい。俺に細い足を見せてくれる。最初は冗談で言ったのだが、なぜだか、やたらと親しくなった。だが、彼氏ありだから、俺には脈がない。女子力アップの男性アドバイザーだと思われているのだと思う。でも、彼女のふくらはぎは細くて美しい。ただ、顔があまり好みではない。でも、声がかわいい。性格も。ちょっと迷ってしまう。彼氏持ちでよかった。

 

俺は、かなり恵まれている環境だとは思う。一年前では想像できない状況になっている。

 

だからこそ、怖い。本命チョコが怖い。今、社内で特定の誰かと付き合い、それがまわりにバレると他の女性たちから嫌われると思う。そうなると今までフォローしてくれた女性たちからの助けが得られなくなる。それは困る。

 

まあ、そんな心配も今年はしなくて済むと思うと本当に気が楽だ！今のところ、日曜にデートの約束もしていないし、今年はなんとか平和で乗り切れそうだ。