光陽-下関カーフェリー、豪華船舶を投入へ

 韓国の光陽ラインは4日、南部・全羅南道光陽市と山口県下関市を結ぶカーフェリー航路に投入する船舶について、正式な購入契約を結んだと発表した。

 同社によると、契約した船は中国・威海港グループの系列会社が所有する総トン数3万トン級の豪華カーフェリー。乗客定員は700人で、300TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)の貨物も積載できる。船内は大食堂、映画館、バー、ナイトクラブ、ミュージックセンター、免税店、セミナー室、コンビニなどのほか、防犯カメラの総合管制室も備えている。

 この船は三菱重工業が建造し、かつては名古屋と北海道を結ぶ航路で使われていた。日本の船旅マガジン『クルーズ』が毎年優秀な船舶に贈る最優秀カーフェリー賞を13年連続で受賞した経歴を持つ。

 光陽ラインは昨年11月23日に船舶購入に向けた了解覚書(MOU)を交わし、今月3日に正式契約を結んだ。船の引渡しは予定よりややずれ込み、今年4月半ばごろになる見通しだ。

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