*ネタバレ注意*
あらすじ
マナトの死の悲しみに沈むパーティ。リーダーのマナトが欠けてしまったために、パーティからはまとまりが無くなってしまう。
ハルヒロ、ランタ、モグゾーの三人は神官がパーティにいないとどうすることも出来ないと、酒場で悶々と過ごす。そんなハルヒロたちのところへ、このグリムガルの世界に共に目覚めた同期のキッカワが偶然居合わせた。マナトの死を聞いたキッカワは新たな神官を、ハルヒロたちに紹介してくれることに。
そうして新たな仲間としてメリイが加わった。しかし、メリイは全く協調性がなく、パーティの間には不満がたまる。さらにはいつのまにか、男3人とユメとシホル、二人の間にも距離ができてしまっていた。
ユメとシホルに相談もせずにメリイを仲間に入れたことが不満なのではないかと考えたハルヒロは一人、ユメの元へ話をしにいく。
そうして、マナトの死を二人で分かち合う。しかし、話し込む二人をシホルが見つけてしまい、誤解を与えてしまったようだった。
レンジの金貨
レンジに見舞いだと言って渡された金貨を、ハルヒロは即座に受け取れないと返していましたね。この時のハルヒロの中には色々な感情が渦巻いていたのでしょう。ちょっと考えてみますと、一番大きいのはハルヒロはマナトの死に対する責任を感じていたために、その見舞金を受け取るべきではないと感じたためでしょう。ランタにハルヒロのせいだと言われ、それを否定できませんでした。この責任を感じているという点については、後ほどユメとの対話の中でハルヒロ一人の責任ではないと気づかされます。
他には、本編冒頭で「人が一人死んで1シルバーかよ 」とハルヒロが口走っているように、マナトの死がたった1シルバーで済んでしまったこと、そして、これ以上自分たちにはマナトにしてやれることが無いことに対して、若干の鬱屈を抱えているわけです。そんな中、マナトの死への見舞いだといって、ぽんと1ゴールド(100シルバー)を渡すレンジに反発心を覚えたのかもしれません。
そして自分たちは、まだまだ安定しない生活を送っていて、そんな中、マナトはあくまで情報収集に来ていた酒場でただ飲んだくれている。それなのに同期のレンジは1ゴールドを楽に払えてしまう。そんな現実を認めがたい気持ちと同期から施しを受けたくないというプライドもあったのだと思います。
ところで、レンジが見舞金を渡そうとした意図に関係しますが、レンジはマナトとどういう関係だったんですかね。金貨の価値がどれくらいかよくわかりませんが、ただ同期だからといって渡さないでしょうし。レンジパーティにマナトを勧誘していたとかはありそう。
あるいは実は同期思いで、ハルヒロ達にその金貨で、新たな神官を雇うようにという心遣いの可能性もあるかな?
マナトの存在の大きさ
メリイいわく、神官は前に出ないのが当然とのことです。ハルヒロたちパーティの中では、マナトは戦士と同じタンクの役割も果たしていたということですから、マナトは相当優秀だった、というかハルヒロたちがマナトに無理をさせてしまっていたということですね。
そして、マナトの優秀さ故に、メリイにも同じようなことを求めてしまい、軋轢が生じていると。メリイからすればいい迷惑ですが、態度が悪いことも原因ですし、どうなるやら。
ハルヒロとユメは、マナトの死の悲しみをわかちあい、受け入れることが出来たようでよかったですね。立ち直れそう。
いやしかし、このシーン。どうにもユメの胸が気になってしまう!話に集中したいのに!
しょうがないのでこのシーンだけ3回見直しました。
もちろん話を理解するためにです。はい。
酒場の感じいいね!
今回の酒場の雰囲気いいですねー。がやがや感もあって、大衆酒場な感じが実にいい!
それとモグゾーがこぼした酒を拭いて、雑巾が重くなってる感じがちゃんと描かれてて驚き。
酒場での会話で、ハルヒロたちの目標がわからないといったような話が、レンジ登場直前にありましたが、もしかして今後はレンジのような義勇兵が目標になるということですかね。
そしてどうやら次回は、新たに仲間になったメリイについての話のようですね。楽しみ!
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