北朝鮮 軍総参謀長を粛清か 韓国メディア伝える

2月11日 23時03分

韓国メディアは、１１日、北朝鮮軍の最高幹部であるリ・ヨンギル総参謀長について、「派閥をつくった」などの理由で今月初めに死刑が執行されたと一斉に伝え、キム・ジョンウン（金正恩）第１書記の体制下で、幹部の粛清が繰り返されているという見方がさらに強まっています。

韓国の公共放送・ＫＢＳや主要な新聞は、１１日、北朝鮮軍のリ・ヨンギル総参謀長について、消息筋の話として、「権力を乱用し、派閥をつくった」という理由で今月初めに死刑が執行されたと一斉に伝えました。リ総参謀長は、２０１３年８月に就任して以来、キム・ジョンウン第１書記の視察にたびたび随行していましたが、今月初めに開かれた朝鮮労働党の会議や、事実上の長距離弾道ミサイルの発射を祝う今月８日の大規模集会では、出席が伝えられませんでした。
北朝鮮は、２０１３年にキム第１書記のおじのチャン・ソンテク氏の死刑を執行するなどしており、幹部の粛清がキム第１書記の体制下で繰り返されているという見方がさらに強まっています。