産経フォト

佐世保にステルス艦想定 米海軍、桟橋工事費を計上

2016.2.11のニュース

自衛隊・ミリタリー

佐世保にステルス艦想定 米海軍、桟橋工事費を計上

dly1602110020

 米国防総省が最新鋭ステルス駆逐艦「ズムワルト」について米軍佐世保基地(長崎県佐世保市)での運用を想定していることが11日分かった。同駆逐艦が基地を利用できるよう2017会計年度(16年10月~17年9月)の国防予算案に桟橋の改修工事費を盛り込んだ。

 米軍は中国の海洋進出を警戒しており、米海軍最大級の新型駆逐艦が佐世保基地を拠点とすれば沖縄県・尖閣諸島を含む南西諸島をにらみ中国への圧力になりそうだ。 現在、佐世保基地に配備されている強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」の後継艦の配備が19年になることも判明した。

 予算案では、後継艦やステルス駆逐艦に電源供給するための工事費用として計約1640万ドル(約18億円)を計上した。工期は17年5月から18年10月。

 佐世保基地でのステルス駆逐艦運用がいつごろになるかは明示せず、一時寄港と恒久配備のどちらを想定しているのかも不明。

 ステルス駆逐艦は、敵のレーダーに捕捉されにくいのが特徴。昨年12月に航行試験のため東部メーン州の造船所から外洋に向けて出航。年内に米海軍に引き渡される予定。(ワシントン共同)

スゴい!もっと見る

瞬間ランキングもっと見る

話題のランキング